空飛ぶ自由人・2

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深大寺

2023年12月08日 23時00分00秒 | 名所めぐり

先日、午前から、出かけました。
新浦安を出発し、
新木場で有楽町に乗り換え、
市ヶ谷で都営新宿線に乗り換え、
そのまま京王線に乗り入れて、
ここ、調布へ。

このバスに乗って、

ここが終点。

家を出てから、正味2時間3分


遠かった。

今回の名所めぐりは、深大寺(じんだいじ)。

参道には、そばの店が並びます。

ここは鬼太郎茶屋

水木しげるさんが調布に住んでいたのです。

湧き水が豊富で、
蕎麦の栽培、そば打ち、釜茹で、晒しに湧水が利用されただけでなく、
水車を利用してのそばの製粉も行われてきました。

やはり、ここに来たらそばを食べないと。

紅葉がきれいです。

山門は元禄8年(1695年)に建てられ、


慶応元年(1865) の火災の際に被災をまぬがれた建物で、
現在、深大寺で一番古い建物です。
正面には「浮岳山」の山号額を掲げています。

平成20年には山門石段の改修工事がおこなわれました。
それまでは江戸時代の急角度な階段で
お年寄りなどには大変不便でしたが、
この改修で9段だった石段を12段まで増やし傾斜を低くして、
登りやすくしました。
石は昔のものがほぼそのまま使われています。

深大寺は、天台宗別格本山で、山号は浮岳山。
奈良時代の733年(天平5年)、
満功上人が法相宗の寺院として開創した、
東京都では浅草寺(縁起によれば628年開基)に次ぐ古刹。
平安時代の859年、天台宗に改宗。

深大寺の名称は、
仏法を求めて天竺(インド)へ旅した
玄奘三蔵を守護した
水神「深沙大王」(じんじゃだいおう)に由来しています。

本堂に安置されているのが本尊の宝冠阿弥陀如来像


江戸時代の1646年と1865年に火災に遭い、
堂の大半を失いましたが、
阿弥陀如来像は、火を逃れて、
庫裡に仮住まいし、
大正8年に今の本堂が完成し、安置されました。

梵鐘

国指定の重要文化財。
毎日朝6時、昼11時半、夕方5時(夏は6時)に鐘つきが行なわれています。
除夜の鐘は一般の人も撞くことができます。
                       
翠子地蔵

水子地蔵を、深大寺では「翠子地蔵」と言っています。
「翠」はみどりとも読み、
嬰児を「みどりご」と表わすのと同じです。

不動堂

山門より東、離れたところにある堂。


明治17年再建。

釈迦堂

国宝の「銅造釈迦如来倚像(白鳳仏)」を安置する堂宇として
昭和五十一年に新築されたのが、この釈迦堂。
大切な仏像を火災、盗難から守るため
鉄筋コンクリート造りとし、
湿気の多い土地であることを考慮して高床式に作られています。

内部は撮影不可のため、拝借した写真。

1909年(明治42年)に元三大師堂の壇の下から発見されたもので、
飛鳥時代後期(白鳳時代)、7世紀の作。
像高(坐高)60.6センチメートル、全高83.5センチメートル。

大黒天、恵比寿尊の像

深大寺篤信総代であった御林氏の邸宅の入り口に祀られていたものを
平成18年に遷座されたもの。

深沙堂(じんじゃどう)

昭和43年(1968) に再建されたもので、
堂の背後には、この地の水源であり、
深大寺の発祥にかかわる泉があります。

延命観音

昭和41年秋田県象潟港工事の際、
海底の大石を引上げたところ、
何かが彫刻してあるのを見つかりました。
後に慈覚大師自刻の延命観音と分かり、
翌年、深大寺に奉安されました。
毎月18には延命息災祈願が執り行われています。

万霊塔

昭和37年に動物の霊を祭るために建立。
家畜の供養塔として愛犬愛猫の霊筐数万体が納められています。
古代ラマ塔を近代化した三十三法輪を持つ六角形で、
高さ30m、直径2mの鉄筋コンクリート造り、
塔頂部の宝珠は須弥山を形容。
十二支観音は万霊塔のご本尊で、
台座及び光背に十二支を刻して動物を象徴します。

元三大師堂(がんざんだいしどう)。

慈恵大師(じえいだいし)〔元三大師(がんさんだいし)〕像を
安置しているのが、この大師堂です。


この像は日本最大の肖像彫刻です。
胎内仏に15センチほどの鬼大師の仏像が納められていました。


元三大師像は秘仏となっており
平時に拝観することはできませんが、
25年に一度、御開帳の行事が行なわれ一般にも公開されます。
次は2034年になります。

魔除けのおふだ―降魔札ごうまふだ―

平安の昔、元三大師が鬼の姿となり
疫病神を退散したときの姿を写し取ったもので、
「角大師つのだいし」などと呼ばれます。


このお姿を刷った「おふだ」は、
魔除けとして知られ、
特に江戸時代以降、
日本中の家々の入口に貼られてきました。

開山堂

昭和58年の開創1250年大法会記念事業として新築された
奈良時代様式の堂宇。
本尊に薬師如来三尊(薬師如来、脇侍に弥勒菩薩千手観音)を安置、
開基満功上人、天台宗一祖恵亮和尚の尊像を祀っています。

この後、背後にある神代植物公園にまいります。