先日、渋谷で映画を1本観た後、
田園都市線で1つ目の、この駅↓で降り、
高速道路を 仰ぎ見ながら、
目黒川を渡ると、
見えて来ました、この施設。
目黒天空庭園。
目黒寄生館同様、頭に「目黒」が付いています。
上から見ると、こういう形。
地図上では。
どうしてこんな形をしているかというと、
首都高速道路・大橋ジャンクションの屋上に作られたからです。
大橋ジャンクションは、
高架の首都高速3号渋谷線と
中央環状線山手トンネルとの結節点。
自動車の排気ガスや騒音の影響を抑えるために、
コンクリートの壁と屋根で道路を覆いました。
外周は約400mと
国立競技場のグラウンドとほぼ同じ大きさ。
その上に、ローマの「コロッセオ」をほうふつさせる
約700㎡の面積を有する公園を作ったのです。
ここから上がります。
更にエレベーターで上へ。
中はこんな風。
入場は無料。
なだらかな坂になっています。
幅16~24m。
一見、円形の公園のように見えますが、
実は、途中で区切れています。
この部分は、「おおはし里の杜」というエリアで、
目黒川周辺の斜面林や草地、水田といった原風景を
大橋ジャンクション内の換気所屋上に再現した場所。
普段は生態系維持のため公開していませんが、
環境の取組みをご紹介させていただくために、
特別に一般公開することがあります。
坂を上った最終地点、
途切れたところから、
この「クロスエアタワー」に入れます。
目黒区立図書館などの公益施設が入っており、
更にマンションにもなっています。
中にあった模型。
この中を車が走っています。
天空公園は3階、
入ったところは9階。
不思議に思えますが、
横から見ると、その謎が解けます。
連絡デッキでつながれているのです。
上から見たところ。
ビルのエレベーターを使って降りると、
天空庭園の下の入り口に。
なだらかに上昇しているのが分かります。
勾配は6%。
標高は7~35mで、
園内の高低差は約24m。
出発点に戻りました。
1階には「オーパス夢ひろば」という運動スペースもあります。
外観は、まさに要塞。
何千年後の歴史本で、
「トウキョウのメグロに要塞があった」などと
誤記されるのかもしれません。
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