空飛ぶ自由人・2

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自然教育園

2024年10月12日 23時00分00秒 | 名所めぐり

先日、久しぶりに目黒を訪れ、

東京都庭園美術館の前を通り、

徒歩9分の、ここ↓へ。

自然教育園は、国立科学博物館附属の植物園です。

入口脇にある教育管理棟では、
自然を題材にした企画展が催されています。

入った途端に、別世界

これが東京の都心だとは思えません。

まさしく、都市砂漠の中のオアシス。

時々外から聞こえる自動車の音に、
ここが都会の真っ只中であることを思い出させてくれます。
なにしろ、住所は、港区白金台

「路傍植物園」「水生植物園」「武蔵野植物園」
3つの教材園が整備されています。

「路傍植物園」は、山野の道ばたに生育する野草が茂り、
歩きながら、木や草や花に触れ、心がなごみます。

蜘蛛の巣も沢山あり、
自然が保たれていることが分かります。


都会に住む蜘蛛。
どんな生活でしょうか。

園内から縄文中期(紀元前約2500年)の
土器や貝塚が発見されていることから、
そんな昔から、人々が住んでいたようです。

室町時代に入ると、
この地方にいた豪族がこの地に館を構えて「白金長者」と呼ばれ、
今に残る土塁は当時の遺跡の一部と考えられています。

江戸時代になると、
増上寺の管理下に入りましたが、
寛文4年(1664)には、高松藩主松平讃岐守頼重の下屋敷となり、
園内にある物語の松やおろちの松などの老木は、
当時の庭園の名残であろうと思われています。

明治時代には火薬庫となり、
大正時代には宮内省帝室林野局の所管。
昭和24年文部省の所管となり、
「天然記念物及び史跡」に指定されて
広く一般に公開され、
昭和37年国立科学博物館附属自然教育園として現在に至っています。

        

長い間一般の人々が足を踏み入れられない場所だったため、
まれに見る豊かな自然が残されました。

種子植物をはじめシダ植物や菌類など1473種の植物、
約2130種の昆虫、
約130種の鳥類が記録されています。

実は一般公開されているのは敷地の15%ほど。
残り85%の非公開エリアは
人間の手を入れずに森林の変遷が見守られています。

ここは、ひょうたん池

湿地で生きる動植物が観察できる水生植物物園です。

武蔵野らしい草原の風景が残る、武蔵野植物園

左に見えるのは、いもりの池

水鳥の沼

この水は、どこから来るのでしょう。

紅葉には、少し早かったようで、見頃は11月下旬~12月中旬。

敷地面積は約6万坪(約20万㎡)
入園料は一般・大学生320円、
65歳以上・高校生以下は無料。
300人の入園定員を設けています。

 



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