Je vis ma vie 〜ありがとうの気持ちがあふれる社会へ〜

マーケティングの本質は「ありがとうの気持ち」の探求だと考えます。こちらで社会にありがとうの種をまく活動や想いを綴ります。

モンテッソーリ教育 感覚教育

2017-08-07 | モンテッソーリ教育
おはようございます。
こども哲学ファシリテーター桑原です。

モンテッソーリ教育講座のスクーリングも
折り返しを迎え
心身ともにフル回転の毎日です。


今日は、感覚教育」
についてまとめたいと思います。

子どもには自己教育力
生まれながらにして備わっていて
その力の具体的な現れが
「敏感期」
であるということは何度も出てきました。



昨日までの「日常生活の練習」は
「運動の敏感期」背景とした活動分野でした。

「感覚教育」は
「感覚の敏感期」に対応します。



私たちは、
視覚 聴覚 触覚 嗅覚 味覚
という五感の働きによって
身の回りの現象や事物を認識します。


そして、その体験が出発点となり
記憶され、想像し、思考がはたらく
という知性が展開します。

つまり、感覚は
人間のすべての知的活動の基礎
となります。



感覚教育の第一段階は
2歳代で意識の芽生えの段階
になってきた子どもが対象です。

これまで吸収した
感覚的印象を整理するために
比較的簡単な教具の基本提示を準備します。

基本提示には3通りの操作があります。

P:Pairing/対にする(同一性)
同じものを対にする操作です。

G:Grading/段階づける(順序性)
異なるものを比較して
順序づける操作です。

S:Sorting/類別する(集合)
何種類かのものを分類する操作です。

モンテッソーリは、これら3つの要素が
知性の働きであると考えました。



感覚教育の目的は、
感覚器官を洗練し、感覚体験を整理することで
ものを考える方法を獲得することにあります。

3歳以上児に対しては
基本提示のみに頼るのではなく
子どもの自由な発想のもとに
教具の持つ可能性を
子どもたち自身が探求するように促します。



そして、創造的で自発的な活動の重視は
子どもだけではありません。

例えば、パズルを楽しむ
2歳の女の子がいたとします。

彼女は自分でパズルを選び
繰り返しパズルを楽しんでいます。

さて、ここで集中しているからといって
そのままにしておいてよいのでしょうか?

彼女の興味の中心を観察し
それに見合った教具を提示することも
モンテッソーリ教師の役割です。



私たち大人も、子どもと共に考え
学び続ける姿勢が重要です。


確かに、
その姿勢で子どもたちに接するからこそ
楽しく学び合える場ができると思います。



あと2日間で、基本の教具をコピーしつつ
それをベースに
オリジナルの教具を考える課題が出されました。

ずーん

と重いキモチになりました。



でも、恐れずにマニュアルを捨てて
楽しみながらチャレンジし続けようと思います!!!

さて、何を作ろうかしら・・・





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