Je vis ma vie 〜ありがとうの気持ちがあふれる社会へ〜

マーケティングの本質は「ありがとうの気持ち」の探求だと考えます。こちらで社会にありがとうの種をまく活動や想いを綴ります。

こどもサポーターから始まる共育

2019-11-04 | マヴィのおうち
おはようございます。
お読みいただきありがとうございます!

「モンテッソーリ教室 マヴィのおうち」を拠点に
幼児期から自立と協働を育むコミュニティづくりに取り組むママヴィの代表 桑原です。

 
 
先日実施した、会員様対象の勉強会の裏で
子どもたちは教室で自由に活動していました。
 
そして、その世界を作るための試みとして
こどもサポーターを導入しました。



こどもサポーターとは
幼児期の子どもたちの見守り役となる
小学生のお兄さん・お姉さんたちです。

ときに先輩として、ときにお友だちとして
小さな子たちを導く存在になります。



今回こどもサポーターを引き受けてくれたのは
小学2年生の姪 さー先生でした。
 
彼女は、普段から小さな子を見守るのが得意な子です。

年下のいとこたちと遊んでいる時には、

困った時だけ手を貸して、
あとはいつもそっとそばにいる…

決して自分の想いを押し付けることはしていません。

適任だと思いました。



彼女にお願いしたのは2つ…

① 困っていそうな時だけ手を貸して!

②あとは、子どもたちをよく観察していて!!




彼女は見事にやりきりました。
 
感想を聞くと、
「大変だったけど、楽しかった♪」
という答え。
 
 
 
さて、楽しかったのはなぜでしょうか?



この答えが何とも秀逸で、
ドキッとするものだったのでご紹介します。



色水のあけ移しのおしごとをしていた子が
お水をこぼしてしまったので、
拭き方を見せてあげたそうです。

彼女の動きをよく見ていたその子は、
 
次にこぼしたときにも焦ることなく
自分でお水を拭いて
落ち着いて活動を続けていたのだそうです。

その落ち着いた様子がかわいくて
楽しかったというのです。
 
 

話していると、
モンテッソーリ教師として感じるものと同じ喜びを彼女が味わっていたことに気づきました。
 
 
彼女曰く、
子どもたちの様子は3つに分けることができたそうです。
 
●落ち着いているとき

●おとなしいとき

●あばれん坊のとき
 
あばれん坊の子とおとなしい子は別だけれど、
 
どちらの子にも
落ち着いていることがあったと。
 
 
 
話を聞いていると、
「落ち着いている」と感じているときは
集中現象が現れているときと一致します。
 
 
その瞬間を目の当たりにしたとき
楽しい♪
という感情が湧き上がったようなのです。
 
 
 
小さな子たちを観察し、

いまやっていることをシンプルに分析して

分からないことの仮説を立ててやって見せ、

できるようになっていく様を確認して

自分が分析した仮説は正しかったと判断する。
 
 
 
小学2年生 7歳の彼女は、
「学び方」のプロセスを楽しんでいたのです。
 
 
 
 
子どもたちの学びあいの場
共育環境がそこにありました。
 
本当の学びの楽しさを知る経験ができる場所
 
より深い学びにつながる環境を目指して、
私自身も学び続けて参ります。
 


 


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