カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

●CASIO QV-11

2016年02月05日 | ☆カメラとか   

 カエサルの昔のカメラ、第3弾は「CASIO QV-11」です。
 1995年のQV-10、1996年のQV-10Aに続いて、1997年に発売されたカメラです。この3機種、スペックはほとんど同じです。
 カエサルは、たぶん、1997年に買ったんだと思います。2000年8月まで使っていました。まさしく「前世紀のデジカメ」ですね。
 壊れて使えなくなったのだけど、捨てずにとっておきました。
 QV-11で写真を撮ることはできないわけですが、QV-11の写真を撮ることはできるということで、今回の記事を企画してみました。


 なにしろ20年前のカメラなので、スペックとしては「おもちゃ」です。今と比べれば・・・ということではなく、当時から「おもちゃ」だったような気がします。
 撮像素子は、1/5インチ、25万画素、320×240ピクセルです。
 レンズは、60mm相当の固定焦点。絞りは、F2.8とF8をマニュアルで切り替え。たぶん、パンフォーカスです。
 バッテリーは、単三×4本です。アルカリ乾電池で120分間しか使えないということで、なかなかたいへんでした。
 ちなみに、エネループが発売されるのは2005年11月です。


 記録媒体は2MBの内蔵メモリで、96枚撮ることができました。
 特筆すべきなのは、パソコンとの接続がRS232Cで、専用ケーブル・専用ソフトが必要だったということでしょうか。ケーブルもソフトも別売です。
 しかも、しょっちゅう調子が悪くなります・・・と言うよりも、「ときどき使えることがある」と言った方がよいかもしれません。
 それなりに写真を撮ってみても、それをパソコンに取り込むことができないわけです。カメラには96枚しか記録しておけないし、なんとも厄介なおもちゃだったということになります。


 よかったところを探してみると、まず、大きさがよかったと思います。
 最近のコンデジと比べると太めで、スタイリッシュではないけど、これくらいの方がグリップしやすいです。それでいて、ポケットにもすんなりと入ります。
 特筆すべきなのは、スイバル機構です。レンズ部分と本体部分の角度を変えることができる・・・っていうか、レンズがクルクルと回ります。
 スイバル式のカメラ、なくなっちゃったわけですけど、どうしてなんでしょう。これは、とっても使いやすいです。


 たいていは、レンズをこれくらいの角度にして使っていました。
 カメラは、腹の上で構えていました。この位置だと、両肘が体にピッタリとくっつくので、カメラがかなり安定します。今でも、このポジションで写真を撮りたいという気持ちはあります。
 腹の上で構えるだけならバリアングルモニターのついたカメラでもできるわけですが、この場合、右手の角度がかなり不自然になります。右肘は体から離れてしまうことになると思います。ちょっと使えないですね。
 ・・・というようなことでいったん記事を終わりにしました。
 でも、その後、QV-11で撮った画像を見つけてしまいました。
 1枚だけ紹介します。


 この画像には、1998年1月25日という日付がついています。でも、その日に撮影したということではなくて、当時やっていたホームページ用として保存した日だと思います。
 画質については、ご覧の通りです。撮影に失敗したというわけではなく、よく撮れている方の写真ということになると思います。
 でも、カエサルには、ここが松ヶ丘河川公園だということもわかるし、白鳥がいっぱいいるということもわかります。ある意味、立派なものと言えなくもないような気がします。
 まさか「前世紀の画像」が出てくるとは思わなかったので、かなりビックリしているわけですが、その話を始めると収拾がつかなくなるので、この記事はここで終わりにします。


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