カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

・日本国殺人事件

2014年06月24日 | ☆その他いろいろ 

 栃木の女児殺害、グアム殺傷事件、熊本の高3殺害、横浜の女児虐待死、館林の女性射殺、札幌の女性殺害、西宮の死体遺棄、福岡の元従業員殺害、町田の間者殺害未遂・・・と、ある日(6月21日)だけでこれだけの報道がありました。
 こういう報道が毎日のように続いているわけで、そういうのを見聞きしていると、日本の治安は悪くなってきているんじゃないかという気がしたりします。なんか、マスコミに騙されているような気がしますね。


 画像は「年次統計」のものです。厚生労働省の人口動態調査の死因別集計で「他殺」とされた人数の推移だそうです。
 殺人事件の被害者数は、着実に減っています。この60年間で8分の1になっています。こういうデータを示されてみれば、たしかにその通りだろうと思ったりもします。殺人事件が少なくなってきて、珍しいものになってきたから、マスコミで大騒ぎするようになったのかもしれませんね。
 まあ、60年前は生まれていなかったし、50年前はモノゴコロがついていなかったし、40年前と今とでは経験とか知識とか立場とかが違うわけです。さらに、自分の身近で起こった殺人事件ということを考えてみると、2件しかありません。世の中の変化みたいなものは、わからないのがあたりまえと言ってもいいのではないかという気がします。


 都道府県別の殺人事件の被害者数(最近10年間の平均、人口10万人あたり)です。これには、びっくりしました。
 殺された人が最も多かったのは大阪府(0.58人)で、以下、香川県(0.57人)、山梨県(0.56人)、高知県(0.56人)、山口県(0.55人)、沖縄県(0.55人)と続きます。
 逆に少なかったのは長野県(0.20人)と東京都(0.21人)で、富山県(0.28人)、長崎県(0.29人)、福井県(0.30人)、岐阜県(0.31人)と続きます。
 日本を代表する大都市圏である大阪府と東京都の違い、隣県である山梨県と長野県の違い。まったく理解できません。

 ・・・というわけで、この記事で何を言いたいのかと言うと、特に言いたいことがあるわけではありません。ネットサーフィンをしているうちにこういうデータに遭遇しちゃったわけですけど、我田引水じみた結論を出すつもりはありません。
 タイトルを「日本国殺人事件」とし、本文中にも「殺人事件」という言葉を何度となく使っているわけですけど、データに「傷害致死」や「過失致死」などが含まれるのか否かということについては吟味しませんでした。社会学的な論文みたいなものを書こうとしたわけではなく、驚いた、ということを言いたいだけです。悪しからずご了承ください。


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