でも、「大きい」ということはわかるんじゃないかと思います。カエサルがびっくりするくらいの大きなクモだったのだけど、じゃあ、どれくらいの大きさなんだと言われると何とも言えないので、この写真から考えてみることにしました。
その柱の穴と比べてみると、クモの体長は3cmというところだと思います。全長は10cmくらいということになるでしょうか。そういう数値をあげちゃうと、たいしたことがないように思えるかもしれないけど、大きいです。掌にスッポリと納まるくらいの大きさですね。
ちょっと調べてみたのだけど、たぶん「アシダカグモ」だと思います。
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クモはクモですから嫌がる人もいるだろうと思うのですが、益虫です。網を張らず徘徊性、ゴキブリなどを補食、ヒトに対しては無害、「蜘蛛の子を散らす」の語源・・・など、いろいろと興味深い話がいっぱいあります。
けっして珍しいクモではないみたいなんだけど「福島以南に生息」とのことなので、宮城県にアシダカグモが生息していることを確認できたら貴重な報告になると思います。
アシダカグモの北限が福島とされているのは、そのエサであるゴキブリの北限が福島であるということだと思います。宮城県には、ゴキブリがいません。
カエサルは宮城に来て40年近くになるのだけど、20年くらい前、蔵王町に住んでいたときにゴキブリみたいなのを見かけたことがあります。その頃、カエサルのアパートにはネズミが出たので「ネズミホイホイ」みたいなのを仕掛けていたのだけど、それにチャバネゴキブリみたいなのがかかっていたのです。クロゴキブリなどの幼虫だったかもしれません。あるいは、ゴキブリではない、ゴキブリみたいな虫だったのかもしれません。とにかく、そのときだけでした。
でも、1ヶ月くらい前になるでしょうか。仙台のカエサルんちで、ゴキブリを見たのですよ。たぶん、クロゴキブリだと思います。ええ?!と思って、目を疑ってしまいました。これも、一度だけです。
まあ、アシダカグモ(らしきクモ)とは、しばらく同じ屋根の下で暮らすことになります。そのうち、また会えるかもしれません。その機会があったら、キッチリと写真を撮って、「宮城県でアシダカグモの生息を確認」という報告をしたいと思っています。