カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

◎親指AFとAF微調節

2017年05月13日 | ☆カメラとか   

 今回はカメラの話です。写真に興味のない方にはさっぱりわからないし、専門的に写真を撮っている方からは笑われちゃうような、あるいは怒られちゃうような話を書くことになると思います。


 中央にある丸いやつが、シャッターボタンです。
 このボタンを半押しにすると、カメラがピントを合わせてくれます。AF(オートフォーカス)というものです。露光(絞り・シャッタースピード・ISO感度)なども決めてくれるんですけど、そのことは省略します。
 そのままボタンを押し込むと、シャッターが切れます。人差し指1本で写真が撮れるわけで、とっても便利です。これを「半押しAF」と呼ぶことにします。


 カメラの背面にある「AF-L」ボタン(メーカーや機種によって名称は違うと思います)です。カエサルはデジイチ(デジタル一眼レフカメラ)を使い始めて10年近くになるのだけど、ほとんど使ったことのないボタンです。
 カメラの設定を変えると、このボタンを押したときにピントを合わせるようになり、シャッターボタンを押したときはピントを合わせずにシャッターが切れるようになります。
 そういうことを知らなかったというわけじゃないんだけど、そんなことして何になるの?などと思っていました。


 背面のボタンは親指で押すことになるので「親指AF」と言われるそうです。親指でピントを合わせ、人差し指でシャッターを切るという感じですね。
 一説によると、アマチュアで「親指AF」を使っている人は5%もいないんだけど、プロは95%以上が「親指AF」なんだそうです。プロを目指すつもりなどないのだけど、面白そうなのでやってみようと思いました。

 カメラの設定を変えてみたのが5月9日(火)です。
 室内でそこはかとなく使ってみて「悪くない」という感触を得たので、翌10日に三神峯公園へ行ったときも「親指シフト」のままにしてみました。


 まずは、失敗例です。
 親指でAFするのを忘れて、シャッターを切ってしまいました。ふつうの「半押しAF」だったらあり得ない失敗ですね。
 この日は200枚くらいの写真を撮ったのだけど、こういうことが何回かありました。何回かしかなかった、と言い換えてもいいと思います。慣れてくるにしたがって、自然に親指が動くようになってきました。


 中央よりやや右上の蘂(しべ)や萼(がく)にピントを合わせた後、構図を変えて撮った写真です。
 半押しAFでも簡単に撮れる写真ですけど、半押しAFでは「シャッターボタンを半押しにしてピントを合わせる→半押しにしたまま構図を変える(レンズの向きを変える)→シャッターを切る」ということになります。そういうものだと思っていたので何とも思っていなかったのだけど、ボタンを半押しにしたままカメラを動かすというのはけっこう大変なことだったんだと思いました。
 親指AFでは「親指でピントを合わせる→構図を変える→シャッターを切る」ということになります。構図を変えるときは、ただカメラをを動かすだけなので、かなり楽です。




 1枚目は、サクラの実です。食べられないとは思いますけど、サクランボということになるんだろうと思います。
 2枚目は、駐車場側から見て2つめ?の階段のところにある木です。何という木なのかはわかりませんけど、今年、気になっている木です。

 昨日の記事(三神峯公園)に掲載できなかった写真を紹介させてもらいました。親指AFの話と直接の関係はないんですけど、あえて言うならば、親指AFにしていることを意識せずに写真を撮ることができたということになります。三神峯公園には1時間ちょっとの滞在だったんですけど、いつのまにか慣れちゃいました。親指AFの使い勝手、かなりいいです。
 もっとも、三神峯公園では植物だけを撮ったことになります。動き回るものを撮るときに親指AFがどうなのかということについては、未知の領域です。とりあえず、明日(5月14日)の「いちばん踊り」は、親指AFですずめ踊りを撮ってみようと思っています。




 さて、ここからは話が変わって、「AF微調節」の話です。

 いつ頃からか、ピントがおかしい、ピントが合わない・・・と思っていたんですよ。D7200を買って半年になるわけですけど、その間に2回 落としています。そのせいでおかしくなっているんじゃないかという気がするのです。
 メーカーのサービスセンターに持ち込むということを考えないでもなかったのだけど、そんな面倒なことをしてまで写真を撮りたくないという思いがあります。AFを調節する機能があるはずだと思い、自分でやってみることにしました。

 上の2枚の写真は、いずれも、ライトミールの「ル」に焦点を合わせて撮ったものです。どういう設定で撮ったのかは記録していないんですが、ちょっとした数値の変更で、写真がかなり変わるということがわかりました。失敗したとしても、元(±0)に戻せばいいだけだとも思いました。
 もっときちんとした調節をしてみようという気持ちはあったんですけど、そうしたことを調べている過程で「親指AF」のことを知り、そっちの方が面白くなってしまいました。AF微調節については、とりあえず「-5」にして、翌日の三神峯公園に行ったということになります。








 さっきの「ライトミール」でのAF微調節は、5月9日にやりました。10日の三神峯公園を挟んで、11日に「年金記録」で再挑戦してみました。
 いずれも、「最近の年金記録」の「の」に焦点を合わせています。+5、±0、-5、-10で撮っているわけですけど、この中で選ぶなら、-5だろうと思いました。さらに言うなら、-5と-10の間がいいんじゃないかとも思います。
 この4枚は、高倍率ズームの広角端で撮ったものです。望遠端でも撮っているんですけど、また違った結果が出てきます。一口で言うと、わけがわかりません。本格的に微調整をするつもりなら、少なくとも三脚を使わなくちゃダメだろうと思います。今日あたり、やってみようかと思っています。

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