カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

アリスの実験(1)

2011年11月20日 | ☆屋外彫刻とか  

 宮城県美術館、アリスの庭です。
 今年も美術館には3回行ったのだけど、2回目には時間的な余裕があったので、今までとは違う撮り方をしてみました。まあ、「実験」というほどたいしたことはしていないのですがね。
 まずは、『二歳(大)』の背中の方からアリスの庭を撮ってみました。二歳(大)くんは、こんな感じで庭を見つめているんでしょうかね。


 二歳(大)くんの横顔ですけど、実は、これ、斬新な作品なんですよ。(大)くんの左側っていうのは、説明するのはたいへんなので省略しますけど、入りにくくなっているのですね。そこに入りこんで撮ってみたわけです。別に、立入禁止のところに入り込んだというわけじゃないんですけどね。  だから、このアングルからの『二歳(大)』っていうのは、カエサルが世界で初めて撮ったというわけじゃないと思いますけど、たぶん、珍しいです。
 だから何だ・・・と言われると、まあ、それだけの話なんだけど、でも、バックが違うかな。(大)くんの後ろはコンクリートなんだけど、そのつなぎ目の線がなんか邪魔だと思っていたのですよ。こっち側からだと、ちょっとだけいいかな。まあ、それだけの話なんだけど。


 『みちくさ』です。
 バックを真っ黒けにしてみました・・・と書きたいところなんだけど、たまたまそうなりました。こういうのを意図的に撮れるようになりたいんですけどね。


 みちくさちゃんを後ろから撮ってみました。実験的に・・・とか言っても、いくつものパターンがあるわけではありません(笑)


 『牧神』と『人魚』です。
 またしても背中からですけど、ただ漠然と背中から撮ったわけではありません。いつもだと、牧神くんが左、人魚ちゃんが右という構図になるのだけど、背中側から撮れば左右が入れ替わるな・・・なんてことを考えたりしたわけです。こういうのを「下手の考え、休むに似たり」とか言うんでしょうかね。


 牧神くんのアップ。
 本当は蜘蛛の巣が邪魔だなと思いながら撮ったんだけど、わざと蜘蛛の糸を配してみたということにします。牧神くんからピピピッと光線が出ているみたいでかっこいいじゃないですか。


 牧神くんを正面からのローアングルで撮ってみました。この角度だと、牧神くんの笛が二股に分かれているということがわかります。カエサルのお気に入りの角度で、これまでにも何度となく撮っているんだけど、このときは、ほんのりと青い空、ほんのりと紅い木々というバックがよかったですね。派手じゃないけど、地味じゃない・・・みたいな絵になってくれました。


 人魚ちゃんは、手強いんですよ。なかなか「これ!!」という感じの写真が撮れません。
 今回は、左腕で顔が隠れてしまうというアングルで撮ってみました。


 このアングルだと、体としては正面になるのですね。あたりまえのことなんだけど、カエサルとしては意外な発見でした。
 この写真を見ながら気になり始めたのが「脚」です。きれいな脚だな・・・とかいうようなことじゃなくて、とにかく、人魚ですからね。下半身は魚になっているはずで、尾びれというか、そういうのにつながるはずなんですよ。


 他の写真を探してみたら、こんな風になっていました。
 これ、右の足のところが尾びれになっているわけですよね。ということは、左の足も尾びれになっていて、2つの尾びれをもつ人魚さん・・・っていうことなんでしょうか。来年は、そこんとこを確認してみたいと思います。


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