どこかで財布を落としたという可能性を考えざるをえません。記憶をたどって、思い当たるところには問い合わせをしてみました。みなさん、親切に対応してくださったのだけど見つかりません。連絡がとれなかったところもありました。
ジャケットの上からウエストバッグをしていたので、ポケットの出し入れがしづらかったのです。ポケットに入れたつもりが、バッグと体の間に挟まっているだけだったりして、タバコを落とすなどということもありました。それでも、財布を落としたら気がつくだろうと思うのですが、気がつかなかったとしたら、トイレに寄ったときだろうと思ったのです。
名前を名乗ったら、「ああ、あの財布の・・・」という返答がありました。そのときの気持ち、言葉にするのは難しいです。
財布、落ちていたそうです。すでに交番に届けてあるとのことでした。タイショーパーキングさん、ありがとうございました!!
八木山動物公園駅まで車で行って、そこから地下鉄で・・・と考えたんだけど、運転免許もなければ、イクスカもありません。バスで仙台駅前まで行くことにしました。整理券をとって、現金でバスに乗りました。
青葉通りの地下通路の3番を出たところに、東二番丁交番があります。東二番丁小学校の隣です。ここは何度となく通ったことがあるはずなんだけど、ここに交番があるなんてことはまったく気がつきませんでした。
今回は、約50年ぶりでの交番ということになります。緊張するかな?と思っていたのですが、そんなことはありませんでした。50年前もそうでしたけど、おまわりさんたちの対応が親切で丁寧なんですね。忙しいところにご迷惑をおかけし、申し訳なかったです。ありがとうございました。
今回は、財布がないということに気づいてから16時間くらいは所在不明のままでした。この間、財布が出て来なかった場合のことを考え続けていたということになります。運転免許の再発行のしかたとか、いろいろと調べてみました。でも、調べきれるものではありません。やらねばならないことがどれだけあるのかさえわかりません。自動車は運転できないし、お金をおろすことはできないし、イクスカもワオンも使えません。翌朝になっても所在不明のままだったら、戦争の始まりだと思っていました。その覚悟だけはしていました。
その途中、一番町の眼鏡屋(J!NS)に寄ってみることにしました。ちょっと気にしながら通り過ぎたんですけど、思い直して、後戻りして、入ってみることにしました。財布が戻って来た記念に眼鏡をつくっちゃおうという感じですね。
十数年ぶりで眼鏡をつくりました。10年前には新しいのをつくろうと思ったのだけど、そのままズルズルと同じ眼鏡をかけていました。そのうち、その眼鏡が壊れてしまったので、さらに古い眼鏡をかけることになりました。度が合っていないというだけじゃなく、レンズのコーティングが剥がれたりしていて、とんでもなく酷い状態でした。なにしろ、眼鏡をかけると視界が曇るのです。
カエサルはビビリなので、知らないところ、慣れていないところに行くのは怖いのです。それで、なかなか眼鏡をつくれなかったということになります。でも、今回、財布が出て来なかった場合のことをいろいろと考えていたわけで、そうしたことに比べれば、眼鏡屋に入るくらいのことは何でもないじゃん・・・などという気分になれたのです。
「禍転じて福と為す」「人間万事塞翁が馬」「雨降って地固まる」「毒食らわば皿まで」などと言えるかもしれませんし、言えないかもしれません。
世の中って、こんなにハッキリと見えるものなんだとビックリしています。
フレーム選びに20分くらいかかり、視力測定などに30分くらいかかったんですけど、その後30分でできあがりました。こんなに簡単につくれるのならば、毎年新しいのをつくってもいいかも・・・なんて思っているところです。
ちなみに、9900円(税別)でした。
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