外為っていうのは、円高のときに買って、円安のときに売れば、儲かるわけです。たとえば、去年の10月に1ドルを78円で買って、今、96円で売れば、18円の儲けになるわけです。売買の祭の手数料を引いても、16円の儲けになります。10ドルだったら160円、100ドルだったら1600円、100万ドルだったら1600万円の儲けになります。凄いね。
カエサル、前世紀の終わり頃に、外為に手を出したことがあったのですよ。遊び半分だったのだけど、数ヶ月で5000円くらい儲けました。なかなか面白いと思いました。
今世紀になって、9.11がありました。ズドンと円高になりました。よーし、アメリカ合衆国と心中してやれ・・・なんて思って、ドルを買いました。すると、絵に描いたように円安になって、嘘だろうと思うくらいの利益が出ました。ただし、額面上での利益です。そのときにドルを売れなかったのです。
円安のときは、どこまで円安が進むかはわかりません。もっと円安が進むんじゃないかと思うと、ドルを売れません。そのうち、円安が止まり、円高に転じるわけですけど、あのときに売っておけばもっと儲かったのに・・・なんてことを考えると、売れません。また円安になるような気もしますしね。そのうち、ズンズンズンズンと円高は進んでいきます。
その後、いくつもの波はあったわけですけど、ここ数年の円高にはまいりました。まさか割らないだろうと思っていた100円を割ったかと思うと、90円を割り、80円を割ったわけです。信じられませんでした。ちょうど東日本大震災と重なって、気分が落ち込んでおり、損失限定のドル売り(そこで売っちゃうと損をすることになるのだけど、売らないでいるともっと損をすることになるから、売ってしまう)なんかをすることもできず、なんか、世の中が嫌になってしまいました。とにかく、外為はやめようと思いました。
今回の円安で、ドルを売りました。損失限定というよりも、外為をやめるためのドル売りです。正直なところ、もうちょっと待っていればもっと損失を減らすことができたという思いはあります。でも、目的は外為をやめることが目的ですからね。しょうがないと思っています。
カエサルみたいな人間には、外為とか、投資とかは無理ですね。まあ、いい勉強をしました。授業料、高かったですけどね。
外為のグラフは FOREX CHANNEL さんのデータを使わせていただきました。
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