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2010年5月の「いちばん踊り」です。一眼レフを買って1年、このブログを始めて9ヶ月といった時期になります。すでに動物園には7回も行っていたし、太白山自然観察の森とかにも行っていたのだけど、いわゆる「イベント」を撮りに行ったのはこのときが初めてということになります。
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そう言えば、Pがそういうのをやっているという話を聞いたことがある、Qがそういうのをやっているという話を聞いたこともある・・・というだけで、すずめ踊りのことはまったく知らなかったんですよ。
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とにかく、初めての「すずめ踊り」だし、初めての「イベント」だし、撮ってみるしかなかったわけです。
でも、撮りながら不満が高まっていきました。目の前で素晴らしい演舞が展開されているのに、それを撮ることができていないという歯がゆさみたいなものを感じていました。
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少し驕った言い方をさせてもらうと、このときに比べて、写真の撮り方がずいぶん上手くなったと思います。
まあ、そうした良し悪しの話はともかくとして、このときに思い初めて、いまだに思い続けていることは、「祭りの写真は、その中に入っていかなくちゃダメだ」ということです。具体的にどういうことなんだと聞かれると本人にもわからないんですけど、気持ちの問題ですね。
このときから4年半が経ちます。その間、カメラを2台、レンズを4本買いました。蔵王や松島へも行くようになりました。いろんな写真を撮ってきたわけですけど、「その中に入っていく」という気持ちは持ち続けていたような気がします。入っていこうと思っても入れなかったり、入ってはみたものの技術が追いつかなかったり、もちろん、入ってはいけないというところで入ってしまったなどという場合もあったと思いますけど、そういう撮り方がいいのかどうかはともかくとして、そういう撮り方をしていると楽しいのですよ。
そういう気持ちを持ち始めたのが、この「初めてのすずめ踊り」でした。
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