冒頭の画像は、映画『怪盗ルビイ』の1シーンです。国広富之さんと小泉今日子さんですね。でも、本文の内容とはまったく関係がありません。
この次の画像は「ルビーの指輪」ですけど、寺尾聰さんとは関係がありません。本文の内容とも関係がありません。
今回の記事は、「ルビ」についてのお話です。
ブログのテキストにルビをつけてみたらどうだろう・・・ということを
考えてみました。
正直言って
面倒臭いのですけど、やってやれないわけではありません。
ルビと
本文との
間隔とか、まだまだコントロールできないところがたくさんあるんですけど、まあ、あくまでも「実験」という段階です。
いろいろとやっている
中でルビの
色を
変えてみたのだけど、ちょっと
読みやすくなっているのではないかと
思います。どうですかね。
無視しようと
思えば
無視できるし、
読もうと
思えば
読める
濃さ・・・というあたりを
狙ってみたんですけど。
どのようなときにルビを使えるかと言うと、まず、地名や人名ですね。
遠刈田の
角力山さんとか、
秋保の
海野さんとかは、ルビがあった方がいいと思います。特に、すずめ踊りやよさこいのチーム名ですね。
古城松千代kid'sとか、
柳生祭連とか、
THE!!駆波゛乱とか、
Posso ballare?とか、まあ、きりがありません。
日本国の内閣総理大臣は
安倍晋三である・・・みたいな使い方もできると思います。この場合、あえてルビをふる必要はないと思いますけどね。
どうしてルビなんてことを考え始めたのかと言うと、青空文庫への対策です。
最近、青空文庫の文章をそのまま引用することがあるわけですけど、そのままコピペしちゃうと「
千早振ちはやふる神無月かみなづきももはや跡二日ふつかの余波なごりとなッた二十八日の午後三時頃に」みたいなことになっちゃうわけです。ルビの部分を削除して「
千早振る神無月ももはや跡二日の余波となッた二十八日の午後三時頃に」みたいに直すわけですけど、これがかなり面倒なんですよ。
そこで、
ソースを表示させて、HTMLとしてコピーしたらいいんじゃないかと思ってやってみたら、けっこううまくいったんですよ。
千早振る神無月ももはや跡二日の余波となッた二十八日の午後三時頃に、神田見附の内より、塗渡る蟻、散る蜘蛛の子とうようよぞよぞよ沸出でて来るのは、孰れも顋を気にし給う方々。しかし熟々見て篤と点撿すると、これにも種々種類のあるもので、まず髭から書立てれば、口髭、頬髯、顋の鬚、暴に興起した拿破崙髭に、狆の口めいた比斯馬克髭、そのほか矮鶏髭、貉髭、ありやなしやの幻の髭と、濃くも淡くもいろいろに生分る。髭に続いて差いのあるのは服飾。白木屋仕込みの黒物ずくめには仏蘭西皮の靴の配偶はありうち、これを召す方様の鼻毛は延びて蜻蛉をも釣るべしという。これより降っては、背皺よると枕詞の付く「スコッチ」の背広にゴリゴリするほどの牛の毛皮靴、そこで踵にお飾を絶さぬところから泥に尾を曳く亀甲洋袴、いずれも釣しんぼうの苦患を今に脱せぬ貌付。デモ持主は得意なもので、髭あり服あり我また奚をか覔めんと済した顔色で、火をくれた木頭と反身ッてお帰り遊ばす、イヤお羨しいことだ。その後より続いて出てお出でなさるは孰れも胡麻塩頭、弓と曲げても張の弱い腰に無残や空弁当を振垂げてヨタヨタものでお帰りなさる。さては老朽してもさすがはまだ職に堪えるものか、しかし日本服でも勤められるお手軽なお身の上、さりとはまたお気の毒な。
心配なのは、ルビに対応してないブラウザがあるだろうということですね。
ブログとかホムペとかをやっていて困るのは、そういうところです。大手のサイトでルビを使っていないのは、このためだと思います。・・・だとすれは、カエサルの世界でルビを使うということは、
わりと革新的なブログということになりますよね。
この記事は、7月3日のお昼過ぎにいったんUPして、その後、書き足しているところなんだけど、ルビを使うにあたって一番気になっているのは「行間」なんですよ。
カエサルは、このことについてはかなり拘っています。
ブログであれ、ホムペであれ、インターネットに文書や画像を表示させるためにはHTMLというコンピュータ言語を使うわけなんだけど、そのデフォルトでは、こんな感じになっちゃいます。「行の幅=文字の大きさ」なんですね。行間がないわけです。
ものすごく読みづらいわけです。ましてや、ルビは入りません。
カエサルの世界で基本にしているのは、「行の幅=文字の大きさ×1.5」というスタイルです。このあたりが読みやすいと思って、気に入っているのですよ。
ルビだって入れようと思えば入れることができるわけですけど、ルビが少なければ・・・という条件つきです。さっきの『浮雲』みたいに、しょっちゅうルビが出てくるとなると、窮屈な感じを受けてしまいます。
それで、このページの基本的なスタイルとしては「行の幅=文字の大きさ×2」ということにしてみたわけなんですけど、これだと、ルビが少ないときは間の抜けた文章という感じになってしまいます。痛し痒しですね。
まあ、そういうあたりが、今回の「実験」です。実験の実験たるゆえんです。ご感想などをいただけると、嬉しいです。
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