カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

■松ヶ丘河川公園180111(4)カモメとユリカモメ

2018年01月19日 | ☆野鳥とか    

 1月11日に行った松ヶ丘河川公園、シリーズの4回目、今回は「カモメとユリカモメ」というタイトルにしてみました。


 一番左にいるのはオオバン、その他の4羽はカモメです。
 カモメ科カモメ属には、オオセグロカモメ、カモメ、ウミネコ、ユリカモメなどがいるわけですが、その中のカモメです。


 左の方や上の方にいるのはオナガガモ、中央と右の方にいる3羽がカモメです。
 オオセグロカモメでもウミネコでもユリカモメでもなく、カモメです。

 「ウミネコはカモメではない」などと言われたりするのだけど、間違ってはいないんですね。「ウミネコ」ではなく「ネコカモメ」、「カモメ」ではなく「イヌカモメ」みたいな名前だったらわかりやすいと思うんですけどね。




 カモメの成鳥です。
 冬羽の感じとしては、オオセグロカモメに似ていると思います。でも、脚の色が違います。オオセグロカモメの脚はピンクなんですね。
 脚が黄色いところは、ウミネコとよく似ています。決定的に違うのは、くちばしの先っぽでしょうか。ウミネコの先っぽは、赤の混じった黒なんですね。

 ちなみに、オオセグロカモメの羽の色は「濃い暗い灰色」、ウミネコは「濃い灰色」、カモメやユリカモメは「灰色」、セグロカモメは「薄い灰色」なんだそうです。バードウォッチングをやっているような人ならともかく、こうしたことでカモメたちを見分けるのは無理だと思います。




 カモメの幼鳥です。
 くちばしの色、脚の色、羽の色、ありとあらゆるところが違います。成鳥になるまでの4~5年間、毎年変化していくんだそうです。もちろん、夏羽と冬羽があります。


 左にいる3羽がカモメ、右の1羽がユリカモメです。
 ユリカモメは、くちばしが赤いので、一発でわかります。

 カモメ属の鳥たちは、オオセグロカモメやセグロカモメが大型、カモメやウミネコが中型、ユリカモメが小型とされています。そう言われてみると、カモメはユリカモメより一回り大きいという気がします。でも、実際に見ているときは、ほとんど同じ大きさにしか思えませんでした。
 バードウォッチングをやっているような人ならともかく、体のサイズで鳥たちを見分けるというのは至難の業です。


 今回、いろんなことを調べているうちに初めて知ったんだけど、夏羽のユリカモメは顔が真っ黒けになるみたいです。一度見てみたいですね。








 カモメたちの飛行は見事だと思います。一瞬で飛び立つし、飛行中の方向転換とか、ホバリングとか、素晴らしいです。でも、このときは、そうした場面を見ることはできませんでした。できることなら、エサをあげたかったですね。
 昔、鳥インフルエンザ問題が起こる前は、自由にエサをあげることができました。その頃の松ヶ丘には何十羽ものユリカモメが来ていて、エサを放り投げると、一斉に飛び立ちます。空中で奪い合うわけですけど、けっして衝突しないんですね。芸術的と言ってもいいような動きでした。
 そうやってエサをあげていると、エサを投げようと構えただけで、何十羽ものユリカモメに囲まれることになります。ホバリングして、エサが投げられるのを待ち構えているんですね。かなりの迫力です。ちょっと怖くさえありました。
 でも、そういう話、昔話になっちゃうんですかね。

--------------------
 「にほんブログ村」というブログランキングに参加しています。「いいね」「ナイス」の代わりとして、これ→ ←をクリックしてもらえるとうれしいです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿