1月11日に行った松ヶ丘河川公園、シリーズの4回目、今回は「カモメとユリカモメ」というタイトルにしてみました。
一番左にいるのはオオバン、その他の4羽はカモメです。
カモメ科カモメ属には、オオセグロカモメ、カモメ、ウミネコ、ユリカモメなどがいるわけですが、その中のカモメです。
左の方や上の方にいるのはオナガガモ、中央と右の方にいる3羽がカモメです。
オオセグロカモメでもウミネコでもユリカモメでもなく、カモメです。
「ウミネコはカモメではない」などと言われたりするのだけど、間違ってはいないんですね。「ウミネコ」ではなく「ネコカモメ」、「カモメ」ではなく「イヌカモメ」みたいな名前だったらわかりやすいと思うんですけどね。
カモメの成鳥です。
冬羽の感じとしては、オオセグロカモメに似ていると思います。でも、脚の色が違います。オオセグロカモメの脚はピンクなんですね。
脚が黄色いところは、ウミネコとよく似ています。決定的に違うのは、くちばしの先っぽでしょうか。ウミネコの先っぽは、赤の混じった黒なんですね。
ちなみに、オオセグロカモメの羽の色は「濃い暗い灰色」、ウミネコは「濃い灰色」、カモメやユリカモメは「灰色」、セグロカモメは「薄い灰色」なんだそうです。バードウォッチングをやっているような人ならともかく、こうしたことでカモメたちを見分けるのは無理だと思います。
カモメの幼鳥です。
くちばしの色、脚の色、羽の色、ありとあらゆるところが違います。成鳥になるまでの4~5年間、毎年変化していくんだそうです。もちろん、夏羽と冬羽があります。
左にいる3羽がカモメ、右の1羽がユリカモメです。
ユリカモメは、くちばしが赤いので、一発でわかります。
カモメ属の鳥たちは、オオセグロカモメやセグロカモメが大型、カモメやウミネコが中型、ユリカモメが小型とされています。そう言われてみると、カモメはユリカモメより一回り大きいという気がします。でも、実際に見ているときは、ほとんど同じ大きさにしか思えませんでした。
バードウォッチングをやっているような人ならともかく、体のサイズで鳥たちを見分けるというのは至難の業です。
今回、いろんなことを調べているうちに初めて知ったんだけど、夏羽のユリカモメは顔が真っ黒けになるみたいです。一度見てみたいですね。
カモメたちの飛行は見事だと思います。一瞬で飛び立つし、飛行中の方向転換とか、ホバリングとか、素晴らしいです。でも、このときは、そうした場面を見ることはできませんでした。できることなら、エサをあげたかったですね。
昔、鳥インフルエンザ問題が起こる前は、自由にエサをあげることができました。その頃の松ヶ丘には何十羽ものユリカモメが来ていて、エサを放り投げると、一斉に飛び立ちます。空中で奪い合うわけですけど、けっして衝突しないんですね。芸術的と言ってもいいような動きでした。
そうやってエサをあげていると、エサを投げようと構えただけで、何十羽ものユリカモメに囲まれることになります。ホバリングして、エサが投げられるのを待ち構えているんですね。かなりの迫力です。ちょっと怖くさえありました。
でも、そういう話、昔話になっちゃうんですかね。
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