今回は「オホーツクの海」と「潮目の海」ということになります。
この通路では、「寿司処 潮目の海」というのが目につきました。3年前まではなかったものですね。お寿司屋さんを模した展示なのかな・・・と思ったのですが、ホンモノのお寿司屋さんみたいでした。
それを見ているうちに・・・というか、ちょうどお腹も空いていたんですね。
この日は、水族館に入る前に昼食をとろうと思っていたのだけど、フェネックの写真を撮ったりしているうちに、先に水族館に入ってしまって、出てきてから食べよう・・・なんて思ったりしていたのです。水族館に入ったのが 11:30で、このときが 12:30、水族館を出るのは 14:00くらいになるだろうと思いました。時間に余裕が・・・と、そういう話を細々としていてもしょうがないですね。引き返すことにしました。
「寿司処 潮目の海」です。椅子やテーブルがあるというわけじゃないし、このときは他のお客さんもいなかったので、注文していいのかな・・・みたいな雰囲気もあったんですけど、勇気を出して注文してみたら、「ちょっと待ってくださいね」みたいなことを言われました。
待っている間、「潮目の海」なんかを眺めていました。
ちなみに、メニューにはもうひとつ、お寿司6カン1080円(税込み)というのもありました。
ここで立ち食いをするか、お寿司屋さんの手前の椅子席(テーブルなし?)で食するかという選択になるのだと思います。
魚を見ながら魚を食べるというのは、ふつうのお寿司屋さんとか魚料理店ではよくある話です。不自然なことでも何でもありません。水族館で魚を食べるというのも、極めて自然なことだと思います。
アクアマリンふくしまは、釣り堀もあるし、そこで釣った魚を料理して食べさせてもらえるコーナーもあるし、そういうことを意識している水族館なんですね。カエサルは、そういうところが好きです。
クリオネをいかにして撮るかというのは水族館写真家としてのカエサルの一大テーマであるわけなのだけど、ここのクリオネは暗すぎます。10分の1秒シャッターを強いられたりします。マニュアルフォーカスがどうのこうのと言う前に、ギブアップしました。
白くて、透明なホヤです。初めて見ました。こんなホヤもいるんですね。
左に移っているのは、アカホヤです。
こんにちはアバチャン、私がママよ・・・みたいな。
あるいは、
あたしゃ、ビルのおそうじアバチャン・・・みたいな。
・・・と、まあ、そういう話はともかくとして、飼育の難しい魚なんだそうです。日本で初めて、アクアマリンふくしまが繁殖に成功させたんだそうです。
手前が「親潮(北から下りてくる寒流)」で、三角形の通路をはさんで、奧が「黒潮(南から上がってくる暖流)」ということになります。
それでも10回くらいは来ているということになるわけだけど、潮目の海の大水槽の手前の所、天井も水槽になっていて、日光がサンサンと降り注いでいるんだということには初めて気がつきました。
(2枚目)黒潮。
(3枚目)親潮。
(4枚目)左が黒潮で、右が親潮。
まあ、言葉を飾る必要はないと思います。親潮と黒潮とがぶつかりあう、潮目のトンネルです。
というより、黒潮と親潮がぶつかる最高の漁場を眺めながらお魚をいただくなんて、なんという贅沢!
私は立ち食いが苦手なのですが(食べ物が胃を通り抜けていくような気がするので(^▽^;))、回転率を上げるためなのでしょうかね?椅子とテーブルがあったら、根っこが生えてそのまま居つきそうです。
このお寿司屋さんも、小名浜美食ホテル(宿泊施設ではありません)からの出店です。水族館には水族館のレストランもあるので、半分はシャレなんじゃないかと思います。
まあ、なかなか素敵なシャレでしたね。