この間の「蔵王のお釜」の続きです。予定では、山頂での話は切り上げて、雪の回廊なんかの記事を書くつもりだったんですけどね。今回も山頂に居座ることになました。
まずは、蔵王のお釜です。今回は、人をちりばめて、スケール感を演出してみました。
さて、逆向きの虹です。
前回もチラリと出しましたけど、やっぱり、珍しいんだそうですよ。世界的に珍しいんだそうです。それに、見た人はよいことがあるんだそうで、そう言われてみると、この日は、金本の先制ソロ、鳥谷・新井・ブラゼルの3連発・・・なんてのがありました。虹のおかげですかね?
カエサルは、虹よりも、こっちの方が気になりました。
最初は、岩のところどころに雪が残っているだけだと思ったんですけどね。
雪じゃなくて、氷です。氷柱(つらら)と呼んでもいいでしょうか。横向きの氷柱です。
ニョキニョキと、岩から生えてきたみたいに見えます。数十本がまとまって生えてくるという感じで、見ようによっては、花が咲いているようにも見えます。
横向きの氷柱というのは、あるんだそうですよ。風とかの加減でできちゃうんだそうです。でも、こんな風に、十数本がまとめて生えてくるのとは違うみたいです。
何か名前がついていないかと思って調べてみたんだけど、わかりませんでした。
蔵王の名物なんじゃないかと思って調べてみたんだけど、わかりませんでした。
いつでもできる・・・っていうわけじゃなくて、この日、たまたま大量に発生したってことなのかな。あるいは、世界で初めてカエサルが発見した・・・なんてバカなことを考えているうちに名前がわかりました。「岩氷」と言うそうです。
樹にできるのが「樹氷」で、岩にできるのが「岩氷」とのことです。「強風雪によってつくられる自然界の現象」なのだそうで、樹氷と同じような原理でできるらしいです。
落ちると、こんな感じです。長さが10センチメートルくらいかな。
やだ、これ、かわいい・・・って感じでしょうか(笑)
戦没者慰霊碑も、岩氷で縁取りされていました。何日か前までは、一面を岩氷におおわれていたんじゃないかな。それが融けて、縁の部分だけ残ったという感じがします。
たぶん、他の岩氷さんたちも同じだね。融けかかっていて、1本1本がスリムになっているんだと思います。
舗装されているところを離れるとドロドロなんですけど、岩や砂利のあるところを選んでいけば十分に歩けます。でも、油断するとドロドロです(笑)
そもそも舗装路から出なければいいんだけど、なぜか、みんなドロドロになっていました。なんか、楽しいんですよね。
日本のどこかでは年に十数回~数十回観測されるとのことなのですが,その出現がほとんど全国的には伝えられず,気がついた人達だけでひっそりと珍しがられているんだと思います。
#現象的には,阪神の3連発の方が珍しいようですね。
今回の「逆向きの虹」は、前コメでも書いたように、ニュースでも取り上げられました。気象庁に問い合わせが殺到したそうです。
ニュースでの気象予報士さんの話によると、「環水平アーク」なのだそうです。日本では年に十数回~数十回観測されるのだそうですけど、これだけはっきりと見えるのは珍しいと言っていました。
ここで確認しておきたいのは、カエサルは「環水平アーク」の話をしているわけじゃなくて、「逆向きの虹」の話をしているということです。
気象予報士さんの言葉を借りれば「はっきりと見える環水平アーク」ということになるのかもしれませんが、それはどうでもいいことです。
多くの人たちも「環水平アーク」に驚いたわけではなく、「逆向きの虹」に驚いたわけです。
ウィキペディアによると、2005年の6月に群馬で、同年の7月に秋田~岩手でも観測され、騒がれたそうです。それ以来だとすれば、日本では6年ぶりの「逆向きの虹」ということになります。
記事の中で用いた「世界的にも珍しい」という表現は、オーバーだったかもしれませんね(笑)
カエサルさんは,太陽の周りに出来るハロ(暈・かさ)を見たことがありますか?
もちろん,ハロよりも彩雲等の出現回数は低いのですが,ハロは何度も見ているが彩雲は今回が初めてだということであれば,私の見解を取り下げます。
まあ、気象学として、観測機器なんかを使って観察できるような「環水平アーク」とか「環天頂アーク」とかはともかくとして、一般市民が自分の目で「逆さ虹」を見たっていうのは、そんなにいないと思うんですけどね(笑)
従って,阪神の「3連発」が頻繁とまでは行かないまでも,たまには起こる期待が持てます。