
そのアマゾンから黒い箱が届きました。

電子書籍には興味があったのだけど、「そんなもん、いらない」という気持ちとせめぎ合っていました。でも、7980円というのは、この手のものとしてはあまりにも安いわけです。「こんなもん買っちゃって、失敗したな」と思ったとしてもあきらめのつく価格です。それに、著作権の切れた作品なら無料ですからね。漱石も鴎外もタダで読み放題なわけです。10冊か20冊読んだだけで元がとれてしまいます。買っちゃうことにしました。


文字の読みやすさについては、写真ではわかりにくいかもしれませんけど、とても読みやすいです。これに慣れちゃうと、液晶ディスプレイっていうのは目が疲れるし、文字を読むには向いていないと思わざるを得ません。
本を読むなら、絶対に、キンドル・ペーパーホワイトですね。間違っても、キンドル・ファイアを買ってはいけません。

そのうち、自宅をWi-Fi環境iにするためにはそれほど経費がかからないということがわかってきました。「3G」っていうのは、自宅にインターネット環境がないという人のためのものですね。そういう人もいると思います。読書は好きだけど、インターネットなんてくだらないと思っている人、いると思います。そういう人にとっては、3Gはいいとおもいます。でも、インターネット環境はあるけど、Wi-Fi環境がないというカエサルみたいな人は、Wi-Fi環境を構築すればいいだけの話です。
カエサルは、キンドルと同時に「BUFFALO 11n対応 11g/b 無線LAN子機 親機-子機デュアルモード対応モデル WLI-UC-GNM2」というのを発注していました。すでに届いてしました。写真のやつです。980円でした。
写真でわかるでしょうか。すごくちっちゃいです。Wi-Fiに対応していないノートパソコンをWi-Fiに対応させるためのもので、ノートパソコンにつけっぱなしでもOKというやつですね。子機として使うのが基本なんだろうけど、親機としても使えるとのことで、キンドルが届いた時点では、親機としてのセッティングも終わらせていました。
でも、つながらないのです。
認識はしているけど、接続できない・・・みたいな、そんな感じだったような気がするのだけど、よくわかりません。
余計な話を書いちゃうけど、キンドルが9日に届くということはわかっていて、午前中に配達されたのだけど不在のため持ち帰ったということもわかっていたわけです。定時で退勤して、帰宅して、不在連絡票を確認して、再配達を依頼しました。再配達されるまで、約2時間かかりましたけど、この間、酒を飲んでいたわけです。待望のキンドルがやってくるということで気分が高揚していたのでしょうか、実査にキンドルが届いたときにはかなり酔っぱらっていました。そうした中で、キンドルのセッティングを始め、Wi-Fi につながらず、あーでもない、こーでもないというのをやっていたことになります。何をやったのか、とか、何が上手くいかなかったのか、とか、よく覚えていません。
結局、わけがわからぬままにギブアップし、寝てしまったわけです。

この機種、Amazonだと2460円なんですけどね。Amazonに発注した場合、早くても、11日の配達ということになってしまうわけです。このときのカエサルの気持ちとして、1日という時間差は、520円という価格差(に加えて、すでに購入していた子機・親機が使えるかもしれないという可能性)以上に重要だったわけで、さらに、このルータを購入してもWi-Fi接続ができないという可能性もあったわけですけどね。でも、しかたがなかったのです。

キンドルの電源を入れると、パスワードを要求されました。このあたりが、前日とは違います。前日もパスワードは入力したんですけど、要求されるということはなかったわけです。
要求されるままにパスワードを入力すると、接続できました。あまりにもアッサリで、拍子抜けするくらいでした。

記念すべき第1冊目として購入したのは、林芙美子さんの『放浪記』です。この作品については、あらためて記事にしたいと思っているんですけど、ものすごい「初キンドル」をしたと思っています。
『放浪記』を読みながら、キンドルのいろんな機能をチェックしたり、思いつくままに、いろんな本を購入したりしました。夏目漱石『吾輩は猫である』、森鴎外『山椒大夫』、直木三十五『南国太平記』、尾崎紅葉『金色夜叉』・・・なんかですけど、みんな、0円です。
まあ、とにかく読みやすいです。
紙の本っていうのは、基本的に、放っておくと閉じちゃうんですよね。だから、常に手で押さえていなければなりません。キンドルではそういう必要がないので、机などの上に置いておいて、ページをめくる(画面をタップする)ときだけ手を出せばいいわけです。
カエサルの場合、ベッドに寝っ転がって・・・というのが基本な読書スタイルです。腹ばいの場合、両肘を使って上半身をちょっとだけ起こすことになるわけだけど、このとき、手を本に沿えなくていいというのはものすごく楽です。それに、この季節、布団から手を出していると寒いのですよ。その点、キンドルならば、真冬でも読書ができます。仰向けで読むときは手を出さざるを得ませんが、本を開いた状態にして持っていなければならない(5本の指を上手に使います)というのと、ただ持っていればいいというのは、全然違います。このあたりについては、キンドルをべた褒めしておきたいと思います。
それから・・・みたいな話はキリがないので、今回はこのへんで止めておきます。そのうち、あらためて、続きをやろうと思っています。
とりあえず、キンドル・ペーパーホワイトはいい!!・・・と絶賛しておきます。
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