カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

カメラ・オブスクラ

2011年11月29日 | ☆屋外彫刻とか  

 宮城県美術館、フェルメール展をやっています。かなりの人気ですね。長蛇の行列ができるというほどじゃないけど、平日でも、途切れることなく人が訪れていました。


 この日は「カメラ・オブスクラ」についてのイベントをやっていました。
 「カメラ・オブスクラ」っていうのは「暗い部屋」という意味なんだそうで、壁の片方に小さな穴を空けておくと、反対側の壁に外の景色が映るというしくみです。いわゆるピンホールカメラと同じ原理ですね。画家が素描を描くために使われたそうで、フェルメールさんも使っていたそうです。
 「カメラ」っていうのは、この「カメラ・オブスクラ」が語源になっているんだそうで、言ってみれば、カメラの御先祖様でしょうか。


 いろんなタイプのカメラ・オブスクラがあるみたいですけど、段ボールでつくったやつが展示されていました。
 3年前に、段ボールでピンホールカメラをつくるというイベントに参加したことがあるのだけど、ちょっと思い出したりしました。


 覗いてみました。映ってますね。


 御先祖様、なかなかやりますね。


 イベントでのメインは「リヤカーメラ」です。


 リヤカーに乗った「暗い部屋」、2人くらいが入れるみたいです。


 カメラ・オブスクラで景色を眺めながら、美術館の前庭を一周という趣向です。
 最初にこれを見たとき、リヤカーで焼却炉を運んでいるんだと思いましたよ。今どき、焼却炉だなんて珍しいな・・・なんて思っていたんですけど、カメラの御先祖様だったんですね。畏れ多くも、もったいない話です。


        ← 応援クリック、よろしくお願いします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿