カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

●かみねのサル

2016年01月01日 | ☆動物園とか   

 あけましておめでとうございます。ことよろです。
 今年(2016年)は申年ということで、元旦の記事はサルの話になるだろうと思っていました。そのために、高村光雲先生の『老猿』の絵を描いてみたりしていたのだけど、なかなかうまくいきません。
 そうなると、「八木山おさるでござる」ということになるのだろうと思っていました。つまり、八木山動物公園でのサルたちの写真を並べることになるのかと思っていたわけですけど、カエサル本人もびっくり。八木山の写真は使わず、かみね動物園(茨城県日立市)の写真を使うことにしちゃいました。
 八木山での写真を使うとなると選ぶのがたいへん・・・とか、まあ、いろんな事情があるんですけど、話が長くなるのでやめましょう。
 何はともあれ、「かみね動物園のサルたち」です。昨年(2015年)の1月1日に撮りました。




 上がワオキツネザル、下はシロクロエリマキキツネザルです。
 『キツネザル科』のサルたちということになります。小難しい話は省略しますけど、最も原始的なサルと言っていいのではないでしょうか。
 八木山動物公園のワオキツネザルも、サル舎のところにいるからサルだと思うけど、アライグマやハクビシンたちのところにいても違和感はないと思います。何て言うか、サルらしくないサルですね。


 ジェフロイクモザルです。
 『クモザル科』のサルということになります。
 『オマキザル科』に入っていたこともあるんだけど、独立したんだそうです。そのへんの話は、カエサルにはついていけません。
 この日、ジェフロイにだけは嫌われちゃいましたね。顔を撮らせてもらえませんでした。








 上から、リスザル、フサオマキザル、ワタボウシタマリン(ワタボウシパンシェ)、コモンマーモセットです。
 『オマキザル科』のサルたちということになります。『マーモセット科』と分かれていたこともあったみたいなんですけど、合併したみたいです。このへんの話は、カエサルにはついていけません。
 ここまで(キツネザル~クモザル~オマキザル)が「新世界ザル」と呼ばれるらしいです。原始的な、古いサルと言っていいと思うんだけど、新世界(中央アメリカ~南アメリカ)に棲息しているので、そう呼ばれるんだそうです。
 「広鼻猿類」などとも呼ばれます。「鼻の穴の間隔が広く、穴が外側に向いていることが特徴」なんだそうです。顔がサルらしくないと言われれば、その通りかもしれません。










 上から、ニホンザル、シシオザル、アビシニアコロブス、ブラッザグエノン、マンドリルです。
 『オナガザル科』のサルたちということになります。八木山動物公園にいるギニアヒヒもここに入りますね。
 「旧世界ザル」とも呼ばれます。古い方が「新世界」で、新しい方が「旧世界」というのは何ともヘンな感じがします。
 「狭鼻猿類」などとも呼ばれます。サルらしい顔つきをしたサルと言っていいんじゃないかと思います。


 シロテナガザルです。
 『テナガザル科』のサルということになります。八木山動物公園には、アジルテナガザル、フクロテナガザルがいます。
 『テナガザル科』のサルたちは、『ヒト科』のサルたちとともに、「類人猿」と呼ばれます。




 チンパンジーです。上がオスのリョウマ(当時2歳)と母親のマツコ(同36歳)、下がメスのゴウ(同3歳)です。冒頭の写真もゴウです。
 『ヒト科』のサルということになります。
 『ヒト科』には、チンパンジーの他に、ゴリラとヒトが含まれます。
 「ヒトは動物ではない」という考え方があります。「ヒトを、ゴリラやチンパンジーと一緒にされてたまるか」などと言う人もいます。
 そういう人たちは『ヒト科』ではなく『ショウジョウ科』という言葉を使いたがります。『ショウジョウ科』と言う場合は、ゴリラとチンパンジーは入るんだけど、ヒトは入りません。
 かみね動物園のチンパンジーのところには、きちんと『ヒト科』と出ていました。他の動物園にも見習って欲しいですね。


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