ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

男子フィギュア・フリー 高橋、銅メダル!!!!

2010年02月19日 | スポーツ
高橋選手、銅メダルおめでとう!

4年前のオリンピックで、
「世界一の高橋のステップ!!」と連呼されているのは、
正直気恥ずかしい思いをしましたが、
今年は納得のフレーズでした。
「ラン日エールのスピン」「プルシェンコの4回転」と並び称されても、
すこしも引けを取らないと思うようになりました。
「表現力」とよく言うけれど、いわゆるスケートとしての表現力と、
高橋君の演技は一線を画していると常々思っているのだけれど、
今回の「道」は、特にそれを感じました。
「演技」だとか、「舞踏」だとかいう質のものではないでしょうか。
表現力は誰にも後れを取らない高橋選手ですが、
転倒こそしたものの、4回転を入れてきたところに、アスリート魂を感じるよ。
練習での成功率から考えても、
ここで無難に3回転にした方が点数は出たと思うけど、
アスリートとしては後悔が残ると思う。
この「道」のプログラムは、
私の中で、ずっと心の中で上位を占めることになると思う。

金のライサチェックは、ごめん。
確かにノーミスで完成度では一番だったとは思うけど、
どんなプログラムだったか、印象に残らない。
金を取るためには4回転回避は正解と出たと思いますが、
う~ん…。正直ここまで高得点が出るとは思いませんでした。

それで言うと、転倒した高橋君の4回転は、
回転不足を取られたので3回転の転倒という認定で、、
1点しかもらえていないとか。
なんだかこの辺の得点の配分の仕方も納得が…むにゃむにゃ。

で、ライサチェクのあの大歓声の後に出てきた織田君。
いつもの伸びやかさが少し感じられないかなと思っていたら、
靴紐が切れると言うアクシデントが!
それでも最後まで集中を切らさず演技しきったのはえらい!
でも、オリンピックのあの場で、小田君にしか演じられないチャップリンを、
みんなに見せて欲しかったなあ。
「(ライサチェクの大歓声の後で)足がすくんだ」
と後のインタビューで答えていましたが、
そうですよね。この大舞台。
平常心で、持てる力を出し切ることがどんなに難しいことか。
常人には想像もつきません。

その中で、小塚君が4回転を決めてくれたのはうれしかった!
鬼門の3回点半は転倒してくれたけれども、
彼の「ギターコンチェルトも」大好きなプログラムです。
この演技がオアトリック・チャンより10点も下だと言うのは納得できませんん。
ほんと、フィギュアの得点の出し方って、なぞだわ。
正直、小塚君のすべりは大好きです。
男子全員8位以内の入賞というのは、
ほんとに日本のフィギュアのレベルの高さを見せ付けてくれたと思います。

これは、金はプルシェンコかな、と思って最後の演技を見ましたが、
「あれ?プルシェンコって、こうだったっけ?」って思っちゃいましたよ。
何だか不安定?気のせい?
4回転をとんだプルちゃんに金を上げたい気持ちはあるけれども、
「完成度」と言う意味では、う~ん、銀も止むなしか。

トータルで私にとっての一番は、高橋君の「道」でした。
怪我を乗り越え、この場に立てただけでもすごいのに、
めったに見せない大ちゃんの涙にもらいなき。
よく頑張った。
本人も「これが集大成」と言っているので、
最後のオリンピックになると思うけれども、
戻ってきてくれてありがとう。
この演技を見せてくれてありがとう。
ああ、でも、見る側としては勝手なもので、
高橋選手が目指している’完璧な’「道」を一度は見てみたいと思うのです。
でも、それはさておき。
とても価値ある銅メダルでした。

そして、織田君、小塚君はぜひ、次のソチを目指して頑張って欲しい。

実は今日は最低な日で、
「自分の体がつぶれるのが先か、神経が焼ききれるのが先か」という日々を続けていて、
精神も体も強くは無いのに、中途半端に頑丈なのよね。
でも、今日は、チャンネルザッピングして、
繰り返しフィギュアを見ては、心を癒しています。
結果割っていても、ぎりぎりで勝負に挑んでいる姿には、
月並みな台詞ですが「勇気をもらい」ます。

次は女子ですね。
グランプリシリーズと違い、オリンピックはペアもアイスダンスも放送してくれるのがうれしい。
日本の3人娘の活躍も大いに期待しています。
3人の中で一番調子がいい人が台のりすることは確信しています。
とにかく成功しても失敗しても皆が自分の納得できる演技を出来ますように
コメント
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