今日は、小田空さんの「中国の骨は1本すくない」をご紹介します。
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変なタイトルでしょ?何故こんな変なタイトルになったのか。
答えは、表紙のタイトル文字の中にあります。
何だか変ですよね?日本の「ほね」の字はこう。骨三、四画目「の向きが違うのにお気づきでしょうか。
つまり。私も初めて知ったのですが、中国の「ほね」という漢字は、日本の漢字の「ほね」より1画少ないんです。それはなぜか。
気が抜けるようなほんとの理由は本書を読んでのお楽しみ。
知っているようで知らない中国。この本は、香港について詳しく書いてありますが、そこは小田さんのことですから、普通の観光本にはなっていません。
かねてから、パソコンでの中国語の文字の入力はどうするんだろうと思っていましたが、この本を読んで謎が解けました。
日本語のローマ字のように「音」を入力して変換する方法と、漢字の部分を分解して、入力する方法があるとか。
針=金+十 というのは理解できますが、
繰=女+火+口+口+木 はわかるような分からないような。
パーツを組み合わせて、文字を作るらしいです。
もうひとつ、日本語で言う「カタカナ」に当たる文字で入力する方法もあるそうです。
現地にいないと分からないような情報を、地域密着型で提供してもらえます。
また、大いに共感させられたのが、中国の情報統制の話。
情報統制のある中国で、アフリカの学生の普通の寮生活を見ることはできるのに、
そんな画像、日本で見ることはまずありません。
なぜなら、視聴率とスポンサーとに日本の番組は縛られているから。
情報統制など無いはずの日本で見られる画像が、真実を映しているとは限らない。
そんな辛口のコメントがチラッと見られたりするのも、小田さんのエッセイ漫画ならでは。
ちなみに店頭では、赤いカバーの上にさらにカラフルな青いイラストのカバーがかけてあります。ううん、贅沢
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