ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

週末の読書

2006年01月30日 | 本のハナシ

昨日は休日勤務。代わりに今日がお休みでしたので、何となく、今日までが週末な気分。昨夜から今朝にかけて何もしたくなかったので、読書。(何だ、それは)3冊読破。何をやっているんだろう、私。

天使の梯子

集英社

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天使の卵の続編です。
その後の歩太と夏姫の話。
大きな痛みを抱えたまま生きてきた十年後の二人。
夏姫の恋人となった慎ちゃんが一人じたばたしている話でもあるかな。
でも、村山さんの書く話ですから、やはり切なくて美しくて優しいストーリーです。



天使のラストメッセージ

ディスカヴァー・トゥエンティワン

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これは、ガーベラさんのお勧めの本でもあります。
美しい写真と、優しい言葉と、死に向かう患者さんとのかかわりを真摯に綴った文とで構成されています。
誰もが死を迎えるのだけれど、平静でいられるわけがない。末期がんともなれば、痛みや苦しみも筆舌に尽くしがたいものがあるでしょう。そして、それを見守る家族の苦しみも…。
「どう死ぬか」と「どう生きるか」は、同じ問いなのかもしれません。



失踪日記

イースト・プレス

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最後の一冊は、知る人ぞ知る(知らない人は全く知らない)吾妻ひでおの「失踪日記」
しばらくこの人の作品を見ないなあと思ったのは、私のテリトリー外の雑誌で描かれていたからばかりでなく、文字通り「失踪」していたからなんですね。
ホームレス生活、配管工として働いた時期、そしてアル中患者としての入院生活。
ね?こうやって並べただけでも、壮絶でしょ?
その壮絶な生活を、のほほんとした筆致で描いてあるんだけど(本当に悲惨なところは描いていないとのこと)、リアリティを排除したところに存在するリアリティとでも言ったものが漂っていて、インパクト、大きいです。

3冊とも一気読み。それにしても、統一感のないラインナップ。
本棚に並んでる本は、もっととりとめがないですけどね。
そして、午後は平日にしか果たせない用事を済ませて、夜はフランス語。うわー、充実した(?)休日。
でも、昨日の疲れも取れて、ちょっと元気出ました。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご紹介、ありがとうです (ひいらぎ)
2006-01-31 22:11:28
私は割と幅広く読んでいる方だと思うんですが、それでも自分が選ぶ本って、結構偏りがあるんですね。

知らなければ手にとることもない本もありますし。

新しい本との出会いがあるって嬉しいです。

感謝。
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3冊一気読み!? (ガーベラ)
2006-01-31 21:37:35
1日で3冊一気読みですか。

そりゃ、すごいですね。

私が紹介した「天使のラストメッセージ」

がある。しかも、ワタクシ

の名前が・・。照れますわ。

思わず気取ってしまった。
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