先日、福岡の博多座で、ミュージカル「マリーアントワネット」を観てきました。
これは、遠藤周作の原作で。ミュージカル『エリザベート』や『モーツァルト!』で知られるミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を、シルヴェスター・リーヴァイを音楽に招き、演出は日本人、栗山民也。国際色豊かだわ。
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例の友人が井上芳雄クンのファンでして。私も彼の声は好きです。その井上君がアントワネットの恋人、フェルゼン役をやるとな。それじゃあ、観にいきましょう、となったわけです。
もうずいぶん前ですが、劇団四季の「ジーザスクライストスーパースター」を見て、初めてミュージカルの魅力を知りました。その時、イエスをやっていたのが、山口祐一郎さんでした。かっこよかった~。
で、そんなにたくさんではありませんが(なんたって、チケットが高い。「ちょっと見に行こう」と気軽にいえる値段ではない)、数年に一度くらい見に行くようになりました。その山口さんも出ていて、何だかお得感
で、感想です。
ううむ。以前、感想を詳しく書きすぎると、ネタバレにもなるので、配慮するようにという文を読んだ事があるんですが、何処まで書いていいんだろう。
まず、面白かったです!
二人のMA…マリー・アントワネットとマルグレッド・アルノーを中心に話は進んでいきます。
アントワネットのドラマチックな生涯は、紹介するには及ばないと思いますが、
10代から30代の、約20年間を描いてるわけですから、場面も多い。
それを背景を極端に少なくして、小道具を駆使。一つの小道具が次々と違うものを象徴するものに変化していく。展開のスピード感にも繋がっていると思います。
この舞台の展開の仕方は、私には痛快に感じられました。
主演のアントワネット役は涼風真世さん。10代と30代の時で歩き方が違うよ!いや、演じるということはそういうことだとは思うけど、すごいわ。
誠実な青年、フェルセン。もちろん、井上芳雄さん。最後の最後で、「恋人」ではなく、「女王」であることを選んだ手紙に打ちのめされる背中が繊細さが感じられて、よかった。
山口祐一郎さんは、錬金術師カリオストロ役。具体的な台詞がなくても、黒い衣装で舞台を横切っていくだけで不気味な雰囲気が漂います。存在感が大きい。
清楚な修道女アニエス役土居裕子さんの美しさ。
物語の案内役とも言えるボーマルシェ役の山路和弘さんの軽妙な語り口。
革命を扇動するオルレアン公には高嶋政宏さん。
愛すべき凡庸な国王ルイ16世には石川禅さん。
そして、もう一人のMA、マルグレットはダブルキャストでしたが、私が見た回は、新妻聖子さんでした。かわいかった~。
観にいってよかった~。楽しかった~。
東宝マリー・アントワネットの博多座での公演は1月いっぱいで千秋楽ですが、この後、4~5月は帝劇で公演があるそうです。
今年、博多座では、「レ・ミゼラブル」のミュージカルの再演があります。
前回の時は、行きたいと思いながら叶わなかったので、次回は絶対に行こうと思います。
楽しみ!
で、ひいらぎの「さんと話」マリーアントワネット編は続くのだ。
また明日。
・・・あっ、何か小学生の時あったかも。(笑)
確か、『ピーターパン』とあと、JACがやって
いた題名をすっかり忘れたけど、海賊もの。(笑)
大人になってからはホントにないですよ。
たまにはミュージカルもいいかもな。
でも『レ・ミゼラブル』なんてチケットとるの
大変でしょ~。
いや、好きな人は同じ演目を何回も観にいって、
各キャストで比べたりまでしてる人もいたりするんですが。
駄目な人は、全く駄目みたいで、こればかりはおススメも難しいです。
「私には、面白かったよ」としか言い様が無いんですよね~。
「レ・ミゼラブル」の方は、発売と同時くらいに予約に走ろうかと思います。今回も友人に取ってもらったので、また頼もうかな