努力をするほうの「勉強」は苦手です。
根性ありません。根気もありません。
でも、雑学的な情報収集は大好きです。
そんな私が高校時代、唯一先生にわざわざしに行った質問が、
「2月だけ何故28日なんですか」でした。
聞きに行くか、普通、そんなことを、世界史の先生に。
その先生答えていわく、
「ジュリアスシーザーが7月に、アウグストゥスが8月に自分の名前をつけて、さらに他の月に差をつけるために2月から1日ずつもらったので、2月が28日になって、7,8月は31日になった」
ほおお。
7月のJulyはジュリアスから、8月のAugustはアウグストゥスからかあ。
そういえば、音が似てるなあ。
初々しい高校生だったひいらぎは、そのまま何となく納得して、教官室を後にしたのでした。
で、この話が何故「フランス語」のカテゴリーに入れてあるのかというと、
フランス語の「へええ」(そういえば、終わっちゃいましたね「トリビア」)に繋がっちゃったんです、私の中で。
地道な勉強が苦手な私は、基本的な単語を覚えることすらできません。
中学から大学まで都合9年間も勉強した(…)にも拘らず、
9~12月は何がなにやら分からないままでした。
フランス語を始めてもそれは同じこと。
英語 フランス語
9月 September septembre
10月 October octobre
11月 November novembre
12月 December decembre
なるほど、似てるわ。でも、どれがどれだか分からないから、同じことよね。
ほとんど最初から覚えることを投げていたんですが(その辺の事情はまた後日)、
ある日ふと、
「あれ?octobreのoctoって、もしかして、octopus(タコ)のoctoと同じ?」
と思い立ったんです。
タコ⇒八本足⇒8⇒huit(ォゥィットゥ) 音が似てる!
そうすると、
7(sept)septembre
8(huit)octobre
9(nouf)novembre
10(dix) decembre
と、それぞれ対応しているように見える…。
となると、2月分ずれているよ?「9月が7の月、11月が9の月…」になっちゃう…。
あ、そうか、
ジュリアスシーザーとアウグストゥスが横入りしたせいで7月と8月の分、ふたつきずれたんだ!そうだ、そうに違いない!
と、大いに納得した私は(ここでやっと高校の時の話がフランス語に繋がりました)
それ以来、
「octobreはオクトパスのタコの8だから、8+2で10月」とか、
「12月は12-2で10だからdixで、あ、decembre」
と、月を言ったり聞き取ったりする時には、2を足したり引いたりしているのでした。
でも。
何回も言いますが。
もうフランス語始めて10余年。
もうそんなになるんだから、いい加減覚えてもいいんじゃないかなあ、
と自分に問いかけてみたりする、けど、飽きずに足したり引いたりしているひいらぎでした。
さて、今回この記事を書くに当たって、ちょっとネットで昔の暦関係について調べてみました。
暦の切り替え関係で3月が1月になったとかでふた月ずれてしまったらしいので、この件に関しては、ジュリアスシーザーとアウグストゥスは無罪のようです。
でも、7の月が9月になった、という推測は当たっていたようです。
で。ネットで調べただけなので確かなことはいえませんが、
2月が28日なのとジュリアスシーザーとアウグストゥスはどうも関係ないようなんですが、先生。
というわけで、高校時代の疑問はまるで解決していないことに気付かされてしまいました。
分かったことは、
暦はとても複雑な変遷をしているので、はっきりしたことは分からないので推測するしかないことが多い、
ということだったりします。
はああ。
多分、ひいらぎさんと同じようにずっと
信じていたと思いますよ。
・・・っていうか、その先生はどこから
その話を持ってきたのかは分かりませんが
そう本気で信じているかもしれませんね。
しかし、こういう所に目をつけるひいらぎ
さん、さすが視点が違いますね。
どっちもどっち、かも。
なんてたって、確かな記録も無い時代のことですからね~。
でも、ほんと、どうでもいいことが気になるんですよ、私。