ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

がんばれ、美少年!あ、もちろん、他の関連会社の皆さんも!

2008年09月17日 | Weblog
なんだか事故米の一件は、いよいよ混沌としてきましたね。

業者名公表めぐり混乱=事故米転売問題で農水省
 事故米の不正転売問題で、農水省は16日に流通先の業者名公表に踏み切った。しかし、公開した業者リストには90カ所以上の間違いが見つかったほか、実際には事故米が流通していない業者まで掲載。深夜に訂正版を配布するなど混乱した。
こ、こういう間違いはしちゃイカンでしょ。

事件発覚当初から、すぐに自主的に商品回収を始めた美少年酒造。
熊本ではとってもおなじみの酒造メーカーです。
他県の方の中には、私たちは何の違和感もない「美少年」という名に、
びっくりされることもあるとか。

実は西南戦争の様子を歌った「田原坂」という民謡の一節に、
以下のような歌詞があり、そこから取ったのだと、
つい数日前まで信じていました。

雨は降る降る 人馬は濡れる
 越すに越されぬ 田原坂

右手(めて)に血刀 左手(ゆんで)に手綱 
 馬上ゆたかな 美少年

悲壮な中に美しくさえある情景が浮かびます。

が。
全くの思い違いでした。



美少年酒造美少年の由来のページによると、
杜甫の詩『飲中八仙歌(いんちゅうはっせんか)』に詠われた愛酒家催宗之(さいのそうし)を讃える一節から名づけられたそうです。

宗之(そうし)は瀟洒(しょうしゃ)たる美少年
盃をあけて白眼晴天を望めば
皎(きょう)として玉樹の風の前に臨むがごとし

意味: 催宗之はさっぱりとした美少年
盃をあげて白眼で晴天を望めば
色白で玉樹が風に吹かれているようである


ああ、危なく、ガセネタを流してしまうところでした。

ところで、回収されたお酒ですが、勝手に処分してはいけないそうで、
飲めないようにする処置が必要なのですが、当然それにもコストがかかる。
保管するのも大変。
丹精こめて作ったお酒を捨てるのは忍びない…。
汚染米問題 酒造メーカー苦悩 回収分のめぬコスト 九州の2社「捨てるのは悲しい」

苦悩はつきません。
誠意あるからこそ取った対応ですが、
風評被害もあるでしょうし、
被害がどのくらい広がるのか、
持ちこたえられるのか…。

同じような思いは、今回関係の諸企業も同じだと思います。
何もできないけれども、
せめて「頑張れ!」
という声援を送りたいと思います。
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