ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

プロ目指す子支えたいファジ・アカデミー 水谷諒さん U-18の1期生メディカルスタッフに

2020-08-04 | Weblog
2020年令和2年7月29日水曜日
山陽新聞朝刊スポーツ面、文字起こし

プロ目指す子支えたい
ファジ・アカデミー 水谷諒さん
U-18の1期生 メディカルスタッフに

J2ファジアーノ岡山のアカデミー(育成組織)で、
今季からトレーナーを務める水谷諒さん(25)は、
2011年に発足したファジアーノ岡山U-18(高校年代)の
1期生だった。トップチームの昇格はかなわなかったが、
「自分がなれなかった『プロ』を目指す
子どもたちを支えたい」と決意を語り、
裏方としての道を歩み始めた。

兵庫県出身の水谷さんは難関を突破し、U-18に加入。
巧みなドリブルが売りのサイドアタッカーとして
活躍し、岡山で3年間を過ごしたが、プロ契約には
至らなかった。高校卒業後は大学で理学療法士の
資格を取得。岡山県内の病院で2年間現場を踏み
今年4月、アカデミー出身ではクラブ初の
メディカルスタッフとして戻ってきた。

担当は主に中学年代のU-15チーム。故障した選手の
リハビリメニューをつくったり、試合や練習中の
応急処置に当たったりと忙しく動き回る。仕事の幅は
広く、新型コロナウィルス対策では選手がグラウンドに
出入りする際の消毒や検温、健康チェックも担う。
「若い選手たちが安心してプレーできる環境を
整えるのが自分の役割。毎日が試行錯誤」と話す。

大事なのは選手との信頼関係だと考える。特に
ケガをした選手は不安を一人で抱えがちで、
リハビリ中には「痛くないか」などと常に声を掛け、
寄り添うという。「同じ箇所のけがでも原因が
違えば痛みは異なり、対処も違う。どんな状況でも
正確な判断ができるよう経験を積んでいく」
と意気込みを語る。

クラブにはかつて切磋琢磨(せっさたくま)した友もいる。
U-18時代の同期で現在は普及コーチを務める
田中宏昌さん(25)。「技術だけでなく人間的にも
成長させてくれたクラブに恩返ししたい」
アカデミーでの体験談を語れる貴重な存在の2人に
共通する思いだ。水谷さんは「選手に一番近い
存在でありたい」と言う。(片岡尚也)



8月3日(月)閲覧数:730PV 訪問者数:445人

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