2020年令和2年11月4日水曜日、神戸新聞文字起こし
サッカー県高校選手権
2連覇か8日決勝初優勝か
第5日(3日・洲本市アスパ五色=神戸新聞社後援)準決勝
があり、初優勝を目指す三田学園が1-0で報徳を完封し、
大会2連覇を狙う神戸弘陵は2-1で滝川第二に
逆転勝ちした。決勝進出は
三田学園は6年ぶり、神戸弘陵が2年連続。
三田学園は前半3分、CKから永井の頭で先制し、報徳
の反撃を粘り強くしのぎきった。神戸弘陵は0-1の
後半7分に、徳弘が同点ゴール。
同ロスタイムに再び徳弘が決めた。
決勝は8日午後1時から、ノエビアスタジアム神戸
(神戸市兵庫区)で無観客で行われる。
準決勝
三田学園1-0報徳
得点 永井
前半、先制ゴールに喜びを爆発させる
3永井や10長野ら三田イレブン
三田学園 先制点死守
4戦連続完封 安定感抜群
前半3分に挙げた先制点を最後まで死守。苦しい展開
でも接戦を勝ちきる力が三田学園にはある。耐え
抜いた先に、4試合連続の完封勝利が待っていた。
福原監督の指示は「押し込まれてもワンチャンスを
生かせ」。開始早々の好機を逃さず、米田の右CKから
混線の中で永井が頭で押し込んで貴重な1点を奪った。
前半は3トップの中央で長野が孤立したが、後半から
前線の3人と中盤の3人が連動して守備。ボランチの
黒瀬主将が攻守に気の利いたプレーで安定感をもたらし
対人に強い永井、松尾の両センターバックが壁と
なって最後までゴールラインを割らせなかった。
強豪集うスーパープリンスリーグ関西で6試合戦った
経験が物を言い、今大会は試合巧者ぶりが光る。
「押し込まれても我慢できる」と黒瀬主将。
先行しながら追い付かれた神戸ユース、
阪南大高(大阪)戦の反省を生かしている。
30人いた3年生部員はコロナ禍と受験勉強で例年より
多くが引退し、8人が最後の選手権を戦う。延長戦で
敗れた6年前の決勝を見て、中学から
三田学園の門をたたいたという松尾は
「小学校から夢だった冬の選手権に出るために
残った」。覚悟を示す最高の舞台が整った。(尾藤央一)
報徳シュート14本、遠い1点
報徳が2年連続で4強の壁にはね返された。圧倒的に
攻め込ながらゴールを奪えず、高田監督は「何もかも
99点でやれた。最高の敗者です」と選手をねぎらった。
相手の5倍近いシュート14本を浴びせたが、崩しても
入らない展開が焦りを生んだ。後半はCKに合わせた
DF尾山のヘディングや2年生MF船越のシュートなど、
惜しくも枠を外して頭を抱える場面が続く。今西主将は
「いつも通りやれば入ったと思う」
と追い掛ける難しさをかみしめた。
大会1ヶ月前に3年生MFの来生晃輔さんが交通事故で
亡くなる悲劇と向き合い、力を尽くしてきた。
「ごめん。全国に連れていけなくて」。
今西主将は遺影の友にわびた。(山本哲志)
2月1日(月)閲覧数:435PV 訪問者数:278人
サッカー県高校選手権
2連覇か8日決勝初優勝か
第5日(3日・洲本市アスパ五色=神戸新聞社後援)準決勝
があり、初優勝を目指す三田学園が1-0で報徳を完封し、
大会2連覇を狙う神戸弘陵は2-1で滝川第二に
逆転勝ちした。決勝進出は
三田学園は6年ぶり、神戸弘陵が2年連続。
三田学園は前半3分、CKから永井の頭で先制し、報徳
の反撃を粘り強くしのぎきった。神戸弘陵は0-1の
後半7分に、徳弘が同点ゴール。
同ロスタイムに再び徳弘が決めた。
決勝は8日午後1時から、ノエビアスタジアム神戸
(神戸市兵庫区)で無観客で行われる。
準決勝
三田学園1-0報徳
得点 永井
前半、先制ゴールに喜びを爆発させる
3永井や10長野ら三田イレブン
三田学園 先制点死守
4戦連続完封 安定感抜群
前半3分に挙げた先制点を最後まで死守。苦しい展開
でも接戦を勝ちきる力が三田学園にはある。耐え
抜いた先に、4試合連続の完封勝利が待っていた。
福原監督の指示は「押し込まれてもワンチャンスを
生かせ」。開始早々の好機を逃さず、米田の右CKから
混線の中で永井が頭で押し込んで貴重な1点を奪った。
前半は3トップの中央で長野が孤立したが、後半から
前線の3人と中盤の3人が連動して守備。ボランチの
黒瀬主将が攻守に気の利いたプレーで安定感をもたらし
対人に強い永井、松尾の両センターバックが壁と
なって最後までゴールラインを割らせなかった。
強豪集うスーパープリンスリーグ関西で6試合戦った
経験が物を言い、今大会は試合巧者ぶりが光る。
「押し込まれても我慢できる」と黒瀬主将。
先行しながら追い付かれた神戸ユース、
阪南大高(大阪)戦の反省を生かしている。
30人いた3年生部員はコロナ禍と受験勉強で例年より
多くが引退し、8人が最後の選手権を戦う。延長戦で
敗れた6年前の決勝を見て、中学から
三田学園の門をたたいたという松尾は
「小学校から夢だった冬の選手権に出るために
残った」。覚悟を示す最高の舞台が整った。(尾藤央一)
報徳シュート14本、遠い1点
報徳が2年連続で4強の壁にはね返された。圧倒的に
攻め込ながらゴールを奪えず、高田監督は「何もかも
99点でやれた。最高の敗者です」と選手をねぎらった。
相手の5倍近いシュート14本を浴びせたが、崩しても
入らない展開が焦りを生んだ。後半はCKに合わせた
DF尾山のヘディングや2年生MF船越のシュートなど、
惜しくも枠を外して頭を抱える場面が続く。今西主将は
「いつも通りやれば入ったと思う」
と追い掛ける難しさをかみしめた。
大会1ヶ月前に3年生MFの来生晃輔さんが交通事故で
亡くなる悲劇と向き合い、力を尽くしてきた。
「ごめん。全国に連れていけなくて」。
今西主将は遺影の友にわびた。(山本哲志)
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