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伝説

2014-11-19 06:28:20 | Weblog
「残念の一言」「気高く、優しく」=“健さん”死去に悼む声続々(時事通信) - goo ニュース
として語り継がれるであろう高倉「健さん」の存在を知ったのは子供の頃で、一人で映画を観に行く事も出来ず、任侠映画で人気が出た頃はテレビで見て居たドラマ「ザ・ガードマン」で主演だった宇津井健さんの役名が「高倉キャップ」だった事で混同して居た様な記憶が有り、1974年に公開された「ザ・ヤクザ」(監督、シドニー・ポラック)を観た頃はハリウッド映画が「燃えよドラゴン」(1973年)の大ヒットから起こったカンフー映画ブームに続くアジアテイストを取り入れる物として話題に為るかとの憶測が萎み、残念だった思いも在ったりするが、本来の東映ヤクザ映画は「仁義なき戦い」(1973年、監督、深作欣二)のヒットにより実録路線に移行して居り、「健さん」も東映を退社(1976年)以降は義理堅い寡黙な男のイメージは其の儘に役の幅を広げ、作品を選ぶ事で露出を抑えた結果、「存在感」のみの役者と為り、死去報道されるに当り一週間前に亡くなって居た(享年83歳)、との内容に「らしさ」が貫かれた点の見事さが窺える。
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