茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

利久百首19

2020-05-23 15:10:26 | 利休百首
19. 文琳や茄子丸壺大海は底に指をばかけてこそ持て


 18首の逆。
 肩衝と中次は、底に指をかけずに横から持つとの教えだったが、今回の4つの形の茶入は、
 小指を底にかけて持つ方が、持ちやすく安全だし、見た目にもよいということになる。

 文琳(中国産のりんごの形)
 茄子(茄子のように下が膨らんでいる形)
 丸壺(丸い壺)
 大海(平べったく、口が大きい形)
 
 確かに、横から持つだけでもできなくはないけれど、そっと底に小指が入っていれば、
 安定して安全です。
 
 実際、私も清める時は、文琳など特に底に小指をかけて支えて回します。

 道具の形によってその扱い方が違うのも、茶道の楽しさでもあり、難しさでもありますね。

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