お盆になると、母の妹である叔母が仏前にとお供え物を送ってくれる。
先日、お盆の前にちょうど電話をしたら、
「お供えだけど、クリームが挟まった甘いおせんべい送ったから。」
「実はね、○○ちゃんが喜ぶものがいいだろうと思って、七福神あられのお店に行ったのよ。
それで、1つじゃ小さいからと思って、2つ重ねて、お供えで送るから
とレジに持って行ったら、
『いいんですか、七福神でおめでたいですが。。。。。』
『しかも、2つ重ねていいですか、仏ですが、、、、、』
と聞かれ、
それもそうだ、と次のお店を探したのよ。
それで、源吉兆庵のクリームの挟まったせんべいも好きだったよねーと思い、
お供えで送りますと店員さんにお願いしたら、
同じく、『名称が福渡ですが、いいですか?』
と聞かれて、、、、
あ、、、、と思ったけど、送っちゃったわ。」
電話越しに二人で笑いました。
七福神あられはうちの子の大好物で、叔母が何かというと送ってくれる定番なのです。
他人や、新盆なら配慮しなければいけないことでしょうが、孫が好きなお菓子が
供えられて、そのあと喜んで食べてもらえるなら、母は何より喜んだことでしょう。
本人が好きなら何をお供えしてもいいと思いますが、
人に送るとなると、配慮しなければならないことはありますね。
店員さんにしてみれば、叔母のことを「この人、常識ない?」と驚いたんでしょう。
実は、私の母が亡くなった後、葬儀後しばらくしてからのお香典返しに、
大好物だった神宗の昆布を送ろうと考えた事がありました。
今回の叔母の話で、お店の人に、昆布は御祝事に使いますが、といわれ、
踏みとどまったことを思い出しました。
大好物でもお祝いに使うものはさすがにだめですね、、、、香典返しなら猶更。
福渡せんべい、抹茶にぴったりで、美味しく頂きました。
お母さん、美味しかったね♪ 叔母さんの気持ち、嬉しかったね。
七福神あられ
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/037e4ee2b7da4922814f379cd7105bbd
母の好物 神宗の塩昆布
本当に大事なのは気持ち。
おめでたい名前でも、身近な人ならお送りしても許されるよね、と思っています。
いっしょに食べた思い出のものとか、大好きだったものをお供えして偲ぶのなら、仏様も嬉しいですよね。
叔母も笑いながら今回の話をしていました。