茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

『茶遊庵』新年会 松樹千年翠 

2025-02-17 17:49:02 | 茶事
 皆様、ご無沙汰しております。
なんと、2025年を迎えて初めてのブログ記事となってしまいました。
早くも2月。。。しかも立春もバレンタインも過ぎた。。。。。
 三寒四温で春が近づいている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
 
 さて、私の1月は、着付の最終試験に始まり、面接・筆記、『茶遊庵』の初釜、
父の一周忌、子供の発表会と怒涛のように過ぎていきました。
 
 「茶遊庵」はおかげさまで今年4年目を迎えました。
そして、4年目にして初めて、全員集まっての初釜を開催することができました。
昨年から徐々にグループでのお稽古が始まり、2025年1月からは基本的にすべてのクラスが
グループでのお稽古になったので、生徒同士の顔合わせもしておきたかったのです。
 
 初釜の掛物は、松樹千年翠 しょうじゅせんねんのみどり
 
 言葉通り、
「松は千年もの間、変わることなく緑を保っている」
 
変わらない松のおめでたさからお正月にかけられることが多い掛け軸です。
 
 一年中緑を保ち、変化しない松。
普段は人の目をひきませんが、実は厳しい環境でもしっかりと根を張って
強い生命力をもって生きています。
そして、その変わらないように見える松も、実は小さな変化を繰り返して、緑を維持しています。
 
 私たちはつい日頃世の中の新しいものや面白いもの、華やかなものにばかり目を奪われがちですが、
変わらないもの、目立たないもの、目に見えないものにも真実があり、学ぶべき存在であることをこの軸は教えています。
字面だけでなく、禅語としての意味を知ると、また違う味わいが生まれます。
 
 初釜でお話をしながら、華やかな喜びと共に、気持ちが引き締まる思いがしました。
 
 初釜は、茶事の形式で。
席入り、初炭、懐石、主菓子、中立、席入り、濃茶、後炭、薄茶と流れを追いながら行いました。
もちろん、電熱器なので炭は省略、懐石はお弁当、といった具合ですが、
茶道とは何を学んでいるのか、
普段のお稽古がどうつながっていくのか、
早いうちから知っておくと興味が深まると思ったからです。
 
 ほとんど初心者で始まった『茶遊庵』、初釜も初めての方ばかり。
縁高で頂く花びら餅やお正月ならではの茶道具にも興味津々。
 
 
 
 お弁当もにぎやかに楽しく食べて、薄茶の後には福引も。
喜んでもらえたようです。
 
 
 生徒から後日頂いた初釜の一コマ。
「お点前の際は皆様真剣に見入っていて緊張感があり、今年もお稽古に精進しようと背筋が伸びる気持ちになりました。
一堂に会する機会を得て、社中の皆様のとても温かいお人柄を感じました。」
との感想も頂き、ホッとしました。
 
 
 
 
 私も一年に一度、先生のお点前がみられる初釜では、先生を凝視していましたから、
私自身も益々精進しようと気持ちを引き締めました。
 
 今年は着付け師としても活動を始める予定なので、
大好きな茶道の良さをひろめるべく、着付けと両輪で頑張っていきたいと思います。
 
 遅まきすぎながら、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 
 
 
 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (marusan_slate)
2025-02-18 13:42:29
こんにちは🌞
お久しぶりです!
お元気で良かったです(*^▽^*)
…着物姿、
とっても綺麗(*´∀`*)
寒い日は
お菓子とお抹茶で元気に😄

お互いステキな一日に
なりますように☆★☆
テル
返信する
お久しぶりです (m-tamago)
2025-02-22 14:10:30
テルさん、こんにちは!
メッセージ、ありがとうございます。
テルさんもお元気で、よかったです。
着物おほめ頂き恐縮です。
お互い楽しく元気な毎日が続きますように。。。
返信する

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