以前ご紹介したさおりさんから、知り合いの作家さんが出店されているから行きませんか?と
お誘い頂いて一緒に高島屋デパートに出かけました。
伝統工芸の魅力を発信 さおりさんの魅力
お知り合いは、
波佐見焼の作家さん 長山陽一さんと田口紀美子さんのお二人。
長山さんの作品はシンプルで爽やか。青磁に黄色が混じった青黄磁(あおこうじ)が味わいあり。
田口さんの作品は女性らしい、優しい絵付けが特徴的です。
小鳥や兎がひょっこり。大胆な女の子のお顔もかわいらしい。
一頻りお話して、周辺の食器売り場をそぞろ歩き。
おとなりは安藤統さんによる青と赤の色が印象的な知山窯器展。
青がなんともきれいで。
一言に陶芸といっても色々な色、形、表現があって、楽しませて頂きました。
なんといっても作家さんと直接お話できるのが楽しく、作品がほしくなります。
10月19日(月)まで開催されているようですので、興味のある方はごらんになってみて下さい。
その横には、スペインの焼物として有名なリヤドロの特設コーナーがありました。
リヤドロも最近は世界各国のものをデザインして、様々な陶器を作っています。
日本のモチーフで言えば、桃の節句のお雛様や、端午の節句の武者人形など。
実物を拝見したことがありますが、上品なお顔立ち、すっきりとした印象でした。
特設コーナーには、新作モダンな作品多数。
デフューザーやランプ、クロコダイルやスヌーピーなど、クラシックなリヤドロからは想像できないものばかり。
私のリヤドロの思い出といえば、OL時代に同期生3人で出かけたスペイン旅行で、その一人が気に入って買った”花の香りに包まれて”。機内持ち込み、結構な大きさで嵩張ったのに頑張って持っていました。
私の中ではリヤドロといえばコレという位です。
今見ても、バランスもいいし、上品で、素敵なリヤドロです。
私もあの時一緒に買えばよかったなあと思ったりします。
花の香りに包まれて
https://www.lladro.com/ja_jp/uanoiangrinitsutsumarete-ja-jp-01005862.html
そこで、真っ白なお茶碗を見つけました。
さおりさんがすかさず「これ、抹茶茶碗?」
店員さんに聞いたところ、実はご飯茶碗のつもりで作られたものだそう。
裏千家の会員ページの掲載されていたそうで、抹茶茶碗として結構売れたとか。
リヤドロ販売店では、知らないところで思いがけない形でバズっていたお品のようで。
確かに持ってみると女性の手に収まる位の丁度良い感じの大きさでした。
お値段もリヤドロとしてはリーズナブルな11000円。これなら抹茶茶碗として1つあってもよいかもな~と思いました。
内側は薄いブルー。
外側の柄は4種類で、蘭、竹、菊、梅。
多分、四君子で四季を表わしているんだろうなと思いました。
四君子は、茶道具にもよく使われるモチーフで、草木の中の君子として4つの植物(蘭、竹、菊、梅)を称えた言葉で、今は、それらを全て使った図柄、模様のことを指します。
中国語で君子とは徳と学識、礼儀を備えた人を指します。
ほのかな香りと気品を備えた蘭、
葉を落とさず青々として曲がらずまっすぐ伸びる竹、
晩秋に鮮やかに咲く菊、
早春の雪の中で最初に花を咲かせる梅、
美しくしなやかな強さも持ち合わせた4種の植物が、優れた君子のようだと名付けられ、
様々な身の回りのものに落とし込まれてきたのでしょう。
皆様はどれがお好みですか?
私は蘭がいいかなあ。。。。次は梅かな。
この後、まだ素敵な出会いが沢山あって。今日だけでは話しきれません。
さおりさん、ありがとう。
時間が足りませんでしたね。。。。。また声かけて下さいね。
友人はスペインから取り寄せしたそうですよ。
淡交社のインスタページを貼っておきますのでご覧ください。
https://www.instagram.com/p/CMvJewFhQ7B/?utm_medium=copy_link