2月21日(月)から全三回で始まった
『大人茶道 はじめてのお点前コースStep.1(盆略点前)』
が終了しました。
「茶遊庵」HP 生徒さんの声
https://sayuuan.amebaownd.com/pages/5601655/page_202112051513
HPの内容とちょっと重なりますが、ブログにも所感を記載しておきます。
通常、茶道教室では月2回とか、毎週1回といったお稽古をします。
繰り返していく内に一つ一つお点前ができるようになっていきます。
『茶遊庵』では、月2回の通常稽古の他に、
忙しい大人は何回で何ができるというように、形で示した方がわかりやすく
学び始めやすいのではないかと考え、
3回で盆略点前を形にできるようなコースを作りました。
そして、体験にいらしたお二人が、早速申し込んでくださったのです。
嬉しさと共に責任も感じました。
お二人は、とても熱心にお稽古に取り組んでくれました。
私自身は初めて先生になったわけで、時間配分がわからなかったり、
指導に集中するあまり正座に慣れない二人への気遣いができなかったり、
色々な反省もありました。
お二人は3回で一通り盆略点前ができるようになりました。
帛紗捌きも畳の歩き方も、全くゼロだったところから、言われなくても手足が動くように。
とても一生懸命だったので、素晴らしい上達でした。
これからお子さんが春休みに入るので、しばらくお休みして新年度が落ち着いたら
また再開したいとのことでした。
そもそも「盆略点前」とは、
裏千家十三代円能斎が、茶の間でも洋室でも、どこでも手軽にお茶が点てられるように
工夫した、応用範囲の広いお点前です。
柄杓を使わず、鉄瓶(銀瓶)のお湯を使います。
山道盆の中に、薄茶器と仕込み茶碗をのせて持ち出し、盆中で薄茶を点てます。
「盆略点前」を最初に学ぶ目的は二つあると思います。
①柄杓を使った茶道の点前を学ぶ前の準備
②どこでも気軽に薄茶を楽しむため。
私自身も大学時代、割稽古をして、盆略点前、そして、薄茶平点前、
棚あり、というように進みました。
実は、盆略点前に取り組むのは大学時代以来だったかもしれません。
私自身も真剣に勉強しなおして、盆略点前を最初に学ぶ理由を納得しました。
これをマスターしておけば、点前の流れの中に柄杓の扱いを入れていきやすくなるはずです。
そして、盆略点前ができれば、テーブルで、家にあるお盆やカフェボールなどを使って、
気軽に薄茶を楽しむことができます。
まずは、お二人には、Step.1を終わったところで、家にあるものを使って、
お茶の時間を楽しんでほしいです。
茶筅をふればふるほど抹茶も美味しく上手に点てられるようになりますし。
コースを終えたお二人が一番印象に残ったこととして、挙げてくれたことは、
私が感じてほしいと思っていたことばかりでした。
「すべての動きに一つ一つ決まりがあり、覚えることが多いのにびっくりしました。」
「自分で点てたお茶が飲めてよかった。」
「一つ一つの動作をていねいにやることやこの空間にいることで心が落ち着くのを味わえてよかった。」
「帛紗等のさばき全体、一連を覚えるだけではない奥深さを感じた。」
茶道は、まずは決まりを覚えることから始まり、繰り返し、
お稽古を重ねることによって、それがどんな意味があるのかが見えてきて、
よくできた決まりや形であるなあと感心するようになり、楽しくなっていくと同時に
心の落ち着きを感じるようになります。
だから「道」なのだと思います。
日本の習い事は、見て覚えなさいというところがあります。
私も32年間お稽古を続ける中で先輩の姿や先生のお話から様々なことを学びました。
意味も分からずお点前を繰り返していて、ある時見えてきたものがありました。
点だった知識が、線となって繋がりはじめたのです。
続けていく、先生や先輩の姿を見て学ぶことはとても大事なことだと思いますが、
自身がこの知識をもっと早く知っていたら、
早いタイミングで楽しく真剣に取り組んだかもと思ったのも事実なので、
私は必要に応じて、今習っているお点前や季節の道具にどういう意味があり、
どう先に繋がっていくか、日本の四季のすばらしさなど、座学でお話していきたいと思っています。
実際、体験の時も含め、座学でのお話とプリントはなかなか好評で嬉しい限りです。
いよいよ週末から親子茶道と経験者の方のお稽古が始まります。
「親子茶道 はじめてのお点前コース」は隔週の週末に開講、
「大人茶道 はじめてのお点前コース」はご希望に応じて開講しております。
今回ご紹介した「大人茶道 はじめてのお点前コースStep.1(盆略点前)」は
4月にも開講予定です。
4月11日(月)、4月25日(月)、5月9日(月) 午前中
午後の枠で希望者がいらっしゃいましたら、3月25日までにご連絡下さい。
お問合せフォーム
https://ws.formzu.net/sfgen/S89193350/
『茶遊庵』の4月以降の予定は以下の通りとなっております。
定期的なお稽古の方が優先となりますが、空いた時間には
体験や見学の時間をもうけさせていただく予定ですので、
ご希望の方はご連絡下さい。
2022年 4月23日(土) 10時~16時
5月 1日(日)
5月14日(土)
5月28日(土)
6月11日(土)
6月25日(土)
7月 9日(土)
7月16日(土)
8月 6日(土)
8月27日(土)
『大人茶道 はじめてのお点前コースStep.1(盆略点前)』
が終了しました。
「茶遊庵」HP 生徒さんの声
https://sayuuan.amebaownd.com/pages/5601655/page_202112051513
HPの内容とちょっと重なりますが、ブログにも所感を記載しておきます。
通常、茶道教室では月2回とか、毎週1回といったお稽古をします。
繰り返していく内に一つ一つお点前ができるようになっていきます。
『茶遊庵』では、月2回の通常稽古の他に、
忙しい大人は何回で何ができるというように、形で示した方がわかりやすく
学び始めやすいのではないかと考え、
3回で盆略点前を形にできるようなコースを作りました。
そして、体験にいらしたお二人が、早速申し込んでくださったのです。
嬉しさと共に責任も感じました。
お二人は、とても熱心にお稽古に取り組んでくれました。
私自身は初めて先生になったわけで、時間配分がわからなかったり、
指導に集中するあまり正座に慣れない二人への気遣いができなかったり、
色々な反省もありました。
お二人は3回で一通り盆略点前ができるようになりました。
帛紗捌きも畳の歩き方も、全くゼロだったところから、言われなくても手足が動くように。
とても一生懸命だったので、素晴らしい上達でした。
これからお子さんが春休みに入るので、しばらくお休みして新年度が落ち着いたら
また再開したいとのことでした。
そもそも「盆略点前」とは、
裏千家十三代円能斎が、茶の間でも洋室でも、どこでも手軽にお茶が点てられるように
工夫した、応用範囲の広いお点前です。
柄杓を使わず、鉄瓶(銀瓶)のお湯を使います。
山道盆の中に、薄茶器と仕込み茶碗をのせて持ち出し、盆中で薄茶を点てます。
「盆略点前」を最初に学ぶ目的は二つあると思います。
①柄杓を使った茶道の点前を学ぶ前の準備
②どこでも気軽に薄茶を楽しむため。
私自身も大学時代、割稽古をして、盆略点前、そして、薄茶平点前、
棚あり、というように進みました。
実は、盆略点前に取り組むのは大学時代以来だったかもしれません。
私自身も真剣に勉強しなおして、盆略点前を最初に学ぶ理由を納得しました。
これをマスターしておけば、点前の流れの中に柄杓の扱いを入れていきやすくなるはずです。
そして、盆略点前ができれば、テーブルで、家にあるお盆やカフェボールなどを使って、
気軽に薄茶を楽しむことができます。
まずは、お二人には、Step.1を終わったところで、家にあるものを使って、
お茶の時間を楽しんでほしいです。
茶筅をふればふるほど抹茶も美味しく上手に点てられるようになりますし。
コースを終えたお二人が一番印象に残ったこととして、挙げてくれたことは、
私が感じてほしいと思っていたことばかりでした。
「すべての動きに一つ一つ決まりがあり、覚えることが多いのにびっくりしました。」
「自分で点てたお茶が飲めてよかった。」
「一つ一つの動作をていねいにやることやこの空間にいることで心が落ち着くのを味わえてよかった。」
「帛紗等のさばき全体、一連を覚えるだけではない奥深さを感じた。」
茶道は、まずは決まりを覚えることから始まり、繰り返し、
お稽古を重ねることによって、それがどんな意味があるのかが見えてきて、
よくできた決まりや形であるなあと感心するようになり、楽しくなっていくと同時に
心の落ち着きを感じるようになります。
だから「道」なのだと思います。
日本の習い事は、見て覚えなさいというところがあります。
私も32年間お稽古を続ける中で先輩の姿や先生のお話から様々なことを学びました。
意味も分からずお点前を繰り返していて、ある時見えてきたものがありました。
点だった知識が、線となって繋がりはじめたのです。
続けていく、先生や先輩の姿を見て学ぶことはとても大事なことだと思いますが、
自身がこの知識をもっと早く知っていたら、
早いタイミングで楽しく真剣に取り組んだかもと思ったのも事実なので、
私は必要に応じて、今習っているお点前や季節の道具にどういう意味があり、
どう先に繋がっていくか、日本の四季のすばらしさなど、座学でお話していきたいと思っています。
実際、体験の時も含め、座学でのお話とプリントはなかなか好評で嬉しい限りです。
いよいよ週末から親子茶道と経験者の方のお稽古が始まります。
「親子茶道 はじめてのお点前コース」は隔週の週末に開講、
「大人茶道 はじめてのお点前コース」はご希望に応じて開講しております。
今回ご紹介した「大人茶道 はじめてのお点前コースStep.1(盆略点前)」は
4月にも開講予定です。
4月11日(月)、4月25日(月)、5月9日(月) 午前中
午後の枠で希望者がいらっしゃいましたら、3月25日までにご連絡下さい。
お問合せフォーム
https://ws.formzu.net/sfgen/S89193350/
『茶遊庵』の4月以降の予定は以下の通りとなっております。
定期的なお稽古の方が優先となりますが、空いた時間には
体験や見学の時間をもうけさせていただく予定ですので、
ご希望の方はご連絡下さい。
2022年 4月23日(土) 10時~16時
5月 1日(日)
5月14日(土)
5月28日(土)
6月11日(土)
6月25日(土)
7月 9日(土)
7月16日(土)
8月 6日(土)
8月27日(土)
子供達は
小学生の時に茶道に通っていました☺️
お茶から学ぶこと、
たくさんありますよね(*^▽^*)
ブログからも勉強になります😄
テル
頑張ってますね。
読んでいて目に浮かぶようです。
お稽古相手をいたわる余裕なんてありませんよね・・・
私なんかショッチュウやってます。
建水を持って動かないので「どうしたの?」よくやってます。
でも、こちらが夢中になってしまうと、伝わるものも伝わらなくなってしまう事があります。
私など今でもそんな事を考えながらやっております。
応援してます~。
知っていて当たり前、出来て当たり前になっているところがあって、お稽古終わった後に自分も初心に返らなければと反省しています。
夢中になると伝わるものも伝わらなくなる、確かにそうですね。
どうしたらわかりやすく、大切なことが伝わるのか、しばらく試行錯誤が続きそうですが、頑張ります。
何かお気づきのことがありましたら、またアドバイスをお願いします。
素敵なお子さん達も茶道を習っていらしたんですね!
なんだか嬉しい。益々親近感がわきました♪
楽しみに成長を拝見させて頂きます。
これからも宜しくお願い致します!