娘がいきなり
「おかーさんは私のゴーストライターやったね」と。
「は?」
「JOCの課題のときさ」
はぁ、あれね。
JOC≠日本オリンピック委員会
JOC=ジュニアオリジナルコンサート
ヤマハではまず耳を育てるところから入るように思う
なので、リズムを体で取る
→聴こえたままの音を取る
→楽譜を読む
→楽譜を書く
小学校低学年ぐらいでは音符が読めないのはもちろん
書けないのも普通
決してやらないわけではないけど、
それほど重視されていない?
新しい曲は教材に付属している
CDを聴いて耳コピ状態
「楽譜なんて読むの面倒やん」
そんなこんなでJOC
平たく言えば自分で作った曲を自分で演奏
そして評価を受ける・・・
教室大会から始まって全国大会まであります。
これで目を掛けられると英才教育が施される
…そんな感じです。
で、毎年、これに強制参加させられていた訳ですが…
自由に作って良しとはいえ、一応A-B-Aの形で
とか言われるわけです。
母素人、娘楽譜書けません。
どないせぇちゅうねん
時期が来ると「ま、適当に弾いてみ」と
だらだら録音しておくわけです。
そこから使えそうなフレーズを取り出して
「これもう一回弾いてみて」と聴かせ
耳コピできる娘がチャラチャラッと弾くのを
凝視して音を書き取る私。
その音に長さと休符を書き加えて
四分の四拍子なり体裁を整える作業。
この作業を繰り返して
使えそうなところをつなぎ合わせてメロディー完成。
で、今まで習った曲の中から
使えそうな伴奏パターンを拾ってみたり
こっちの方が弾きやすいかとか
夜な夜なPCの無料ソフトを使って清書してみたり
(楽譜通りに演奏してくれるから確認できるの)
毎年ヘトヘトでした。
「今年はト長調にするわ」とかサラッと言われ
ト長調がわかるなら楽譜も自分で書け…と思ったり
ある年は黒鍵だらけの音を気に入って
これを楽譜にするんですか?と倒れそうになったり…
レッスン中に子どもが弾いたフレーズを膨らませて
ササッと作ってしまう先生もいるとかいないとか…
が、娘の先生は頑として「お家で作って来てください」
あの、家で作っても100%娘作じゃないんですけど。
確か、評価の対象として楽譜は要らなかったんだけど
(そりゃそうだわ、そういう教育をしてないんだもん)
娘の先生は「記念になるから」と楽譜に残すのが必須で…
最後の方はMDと楽譜を渡して
「この演奏を書き起こしたつもりなんですけど
合ってますか?」と確認してもらいましたよ。
というわけで、娘、ゴーストライター騒動をみて
「私みたい」と。
レベルがちゃうがな…