年末の忙しいときに放送していた
「星の生まれる海へ~中国・黄河源流への旅~」
(前編・後編)
BSプレミアム
12月27日(土)午後7:30~8:59、
28日(日)午後9:00~9:59
録画しておいたのを最近見ました。
【長江】は誰とは言いませんが
さるお方が撮影なさって
大赤字になったことでも有名ですが、
(でも見てません)
【黄河】って珍しいかも…
文明があったはずの川なのに
今まであまりそういうドキュメンタリーを
目にすることがなかったのは
中国の閉鎖性のせいなのか…
ちらりと見た予告の
古地図に載っている星宿海…
星の生まれる海というフレーズに
心惹かれて録画しました。
ナレーションは堤真一さん
…現在放送中の朝ドラでは
バリバリ大阪弁の鴨井社長さんですが
さすがにナレーションは標準語バージョンで
前編後編合わせて2時間半、
頑張って見ましたよ。
流れに沿って周りの風景が
どんどん変化し
緑豊かな風景もあれば
ゴツゴツとした岩山ばかりの風景になったり
直線的な流れがあったり
蛇行しているところがあったり
もちろん大きな町があったり
小さな集落もあったり…
支流もたくさんあり
色んな顔を持った川なんだなと
改めて思いました。
今回は内陸の銀川市から上流に遡る旅で
その途中で出会った人に
「星宿海(シンスーハイ)を知っていますか?」
と尋ねるのだけど、殆どの人たちが
「知らない」と答えるのが印象的でした。
国土が広すぎるのか
移動の自由がないのか…
回教徒がいたり
後半はほとんどがチベット族の集落で
知っているつもりでいた中国とは
全然違う文化があるように思いました。
政治的な難しいことはよくわからないけど
これだけの広い土地と これだけの様々な文化を
一つに束ねることは、誰がやろうとしても
難しいことなんじゃないかな…
学校が遠いから学期中は寄宿生活を送る
放牧を生業とする家族の子どもたちや
チベット仏教の寺院で学ぶ出家した子どもたち…
どんな環境でも学ぶ手立てはあり
送り出す親も学ぶことの大切さを知っている…
泣けてきました
もちろん映し出されなかった
もっと過酷な環境にいる子どもたちもいることでしょう。
良くも悪くも日中共同制作~
今回の旅の終点(黄河の源流はまだ先らしい…)
星宿海の素敵な映像を見ながら
もしかしたら本当に天の川に
つながっているかもしれないと思いました
スタッフの皆さま、本当にありがとう
何が一番衝撃だったって…
ヤギの皮で風船を作り
それをつなげて筏状にしたもので
黄河を往来する…
凄腕のオジさまの登場に目が釘付け。
だってどう見たってヤギの形
石を売って生計を立ててる
兄弟の考え方も大陸的というか
日本人とは全然違う思考回路に圧倒。
もし再放送などの機会があればご覧くださいな
結論:中国の閉鎖的な体質というよりは
黄河に沿って遡るなどという壮大な試みを
実行したテレビ局がなかった…ということかな。
民放じゃ難しいだろうな…