『プリズンホテル 秋』 浅田次郎
読み終わったのは少し前ですが…
プリズンホテル第2弾!
前回のは単行本で、持ち歩くのに重かったので
今回は抜かりなく文庫本で予約。
単行本では、章の初めに、タイトル代わりに
その章から引用された一節が1ページを費やして
どーんと迫力のある文字で書いてあったのですが…
それが文庫本サイズになっていたのが物足りないかも。
内容は…季節は秋に移り、プリズンホテルでは
任侠団体の壮行会と警察の慰安旅行がかち合うという
絶体絶命のピンチの中、売れっ子小説家の『ぼく』が
秘書(と称している)とではなく、なぜかその幼い娘と到着。
そこにかつての大物歌手や、独立に失敗したドサ廻りの
元アイドル歌手が絡まって、話がややこしくならずに
済むわけがない!という展開。
元ホテルマンの支配人やオーナーの親分は
どう収拾を図るのか…
紅葉の美しい景色の中、
義理や人情、色々な形の親子の問題が絡まって
大笑いしたり、ホロリとしたり大忙しです。
健気なミカちゃんが幸せになりますように…
満足度:
プリズンホテルはすごくいいロケーションに建っているみたいですね。
実在したら、怖いけど行ってみたいですね
登場人物はすごく多いですけど、みんなが生き生きしていて…頭の中では映像化されています
mariさんの紹介文で鮮やかに記憶が甦ってまいりました!
も一度読みなおした気分に。
ありがとう mariさん