『怪笑小説』 東野圭吾
最近、興味がある東野圭吾さんの作品。
が、たくさんありすぎて何から読めばいいのだか…
と途方に暮れ気味な時に目についた『~小説』シリーズ。
短編だし、読みやすいかも…ということで取り寄せてもらいました。
9つの短編から成っていて、どれも身近なありそうで
なさそうな出来事がテーマになっています。
星新一の作品のような『鬱積電車』
年を取ってから弾けてしまった『おっかけバアさん』
国民的アニメのお父さんをパロディーにした『一徹おやじ』
退職された教師の同窓会に教え子が招かれる『逆転同窓会』
たま出版のおじさんが出てきそうな『超たぬき理論』
元NHKアナのスギヤマさんを思い浮かべてしまった『無人島大相撲中継』
筒井康隆的なブラックな作品『しかばね台分譲住宅』
切ない気持ちになる『あるジーサンに線香を』
重松清的な視点の『動物家族』
がははと大笑いできるもの、うーん…と考えさせられるもの、
硬軟取り混ぜて著者の色々な面を垣間見たような気がします。
普通ならば本の最後にまとまった解説がありそうなものですが、
この本では作品毎に著者の解説が付いていて、
どういう心境の時に書いたとか、どういうことをヒントに書いたとか
すぐに読めるようになっている点が面白いと思いました。
1995年の発行だけど、入門書としてはGood Choiceだったかも
満足度:
こんなに面白そうな本を見落としていたとは
mariさん、さすがですね
早速、読ませていただきます
あと、3冊片付けたら...
良い本教えていただいてありがとう
私もこの本は読んだことがありません~。
東野圭吾さんの作品でありながら
いろいろな側面が見られそうな一冊ですね。
mariさんの解説が私の想像力を思いっきり膨らましていますよ~。(笑)
今、久々に「不毛地帯」を読み返している私です。
なかなか時間がかかりそうですが、東野作品の入門書とあらば手にしてみたいです。
古いもののようですけど面白いですよ。
古いもの順に少しずつ制覇しようと思っています。
新しいものは予約の順番が回ってきそうにないので
読書の秋というか、予約の本の波に揉まれているというか…
図書館で予約すると、思いもよらない時に集中して本が届いてしまうという危険な目に遭います
不毛地帯、もしかしてもう読み終わりましたか?
全5巻となるとなかなか手が出ず…ドラマを頑張って見ま~す