『死体を買う男』 歌野晶午
本屋さんに文庫本が平積みされていたので気になっていました。
もちろん図書館で借りました
話の中に入っていくのに少々苦労しましたが
入り込んでしまうと面白かったです。
作中の推理小説が進行していく中、
過去と現在が見事に交錯していきます。
作中の推理小説の主人公は江戸川乱歩と萩原朔太郎です。
これだけでも興味をそそられませんか？
文体は古き良き時代風で
モノクロ映画を見ているような感じでした。
満足度：
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コメントありがとうございます。
あらすじですか…
ベストセラーとなった推理小説以降、鳴かず飛ばずで筆を折った年老いた作家が、雑誌で江戸川乱歩の未発表の作品か！と思わせるような連載小説を目にするところから物語が始まります。読み進めるうちに自分の名義で世に出したいという願望を抱きます。出版社の知り合いに作者の若者を紹介してもらい、名義譲渡の交渉を始めるのですが若者が納得するわけもなく…という現実の部分と、その推理小説の部分が絡み合って話が進行していきます。
あとは読んでのお楽しみということで
ちなみに『死体』は買いません
先日、怪人二十面相を読み終えたのですが美しい日本語に引き込まれました。
これは是非とも予約しなくては
mariさん、ありがとう
怪人二十面相を読まれたんですか。
昔、子供向けの江戸川乱歩はよく読みましたが、ちゃんとした（オリジナルという意味で）江戸川乱歩はあまり読んだ記憶がないので、読み直すのもいいですね。
この本も読んでみてくださいね