『治験』 仙川環
以前、治験に携わっていたので興味津々で予約。
半年ほどお待ちいたしました。
製薬会社の治験を題材にした筋書きかと思いきや、
健康食品をめぐって展開するミステリーでした。
失業しているところに降って湧いたような
アメリカの健康食品の日本の代理店を開かないかという話。
胡散臭く思うものの、相談した先輩からは
思いがけず肯定的なアドバイスを貰い、自宅で開業することに。
ある種の遺伝子を持つ人の癌が治るという触れ込みの
その健康食品をインターネットで売るうち、疑念が
真相を探るために、謎の女性と共に
アメリカまで行ってしまいます危ない人に監禁もされます。
展開が少々雑なのか、文章力のせいなのか…
また裏切られた感じ
それとも私の知識が邪魔をした?
まさか
満足度:
半年も待ったのに...残念でしたね
mariさんの実話を聞いた方が面白いかも
例えば中学生とか高校生が読めばSFぽくて、
そこそこ面白いかもしれませんが、
そういう世界を垣間見た者からすると『ん?』でしたよ。
以前読んだ『感染』もSFぽいお話で…裏切られ方は似ていたかも
医学部出身で新聞記者をされていた方というので少々期待して読み始めるのですが