哲学と心理学、何か共通点がありますよね。
いずれも人を扱う。
そんなことを思っていましたが、やっぱり心理学のルーツは哲学だそうです。
「心理学」 言葉の語源 Psychology psyche=心or魂 logos=学問or理法
ギリシャ語が語源だが、現在の心理学がその頃あったとは言えないそうです。
魂を扱うような分野だった。
心理学のルーツは哲学ですが、19世紀に急速に発達した自然科学系の
医学(生理学)と生物学(進化論)の影響下でうみ出されたのが、いまの心理学だそうです。
人間を総体として一般論的に扱ってきたのが哲学。
自分と他者との相違、違いを認識し始めるのは、ルネッサンス以後、
ルターの改革、プロテスタントは既存のカトリックからの独立宣言のような
ものですよね。
そんな個人の特性を考える、個人についてよりスポットを当てる。
人間の心について、科学的に考える そんな基盤が生まれてきたんですね。
日本で心理学が発達せず、欧米からの輸入になるのは、
個人が主体になるというより、組織、お上が主体であったり、
所属する集団の意向を気にしたり、そんなところが個人の内省や個人が
主体的になるというところが弱かったからですかね。
家長制など、家長の権限が圧倒的だった時代はつい最近まで続きましたからね。
今の若い人たち、欝だとか、自己に少し弱いところがあったりするのは、
当り前なのかもしれません。新しい社会、仕組みの中で、
蓄積もない、また参考になる先人がいない。
内省、個人化、自立というところにまだ日本は歴史が浅いからかもしれないなとか・・・
心理学ってこれらか重要な学問になってきそうな気がします。
自分を考える上で。
少し前の時代は、そんな事考える必要がなかったんですね。
戦時中は国体がみんなの規範でした。
戦後は復興、追いつけ追い越せ、一億総中流、そんなみんなが
同じ方向、同じ考えでしたからね。
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