私の高校時代の親友で、大学はそれぞれ違う方向に行きましたが、
お互いの結婚式にでたり、私は彼の新築の家を訪問させていただいたり、
交流をしていた友人が昨年、この世を去った。
彼からなくなる1年前(一昨年になる)の11月に親しい友人、数人に
メールが届き、詳しく癌の状況を知らせてきた。
ステージ4の肝臓がん、すでに転移をしているという深刻なもので、
10年近く前に前立腺がんになり、完治したけど、いろいろ検査を
継続して、がんが再発しないように十分に注意していたのにという
無念の気持ちが溢れていた。
そして昨年の2月に更に第二報が送られてきた。
少し最後を意識したもので、彼の気持ちと反省がしたためられていた。
これはと思い、会うことにし、私が3月に訪問する予定にしていたのに、
会う数日前に彼から電話があり、体調が悪いので、延期したいという
申し出があった。相当に悪化しているんだなという感じを受けたが
電話での肉声は元気で、頑張れと激励をして電話を切った。
そして数か月して、5月に帰らぬ人となった。
なんと急激に進行したがんだったようだ。彼の最後のメールに
遺言のように次のようなことが書かれていた。
最後に一番大事なことです。
ガンが見つかったら何を一番にやるか、運動です。
ウオーキングで
体力をつけることが一番。
がん細胞はわれわれの体の脂質、糖質をブドウ糖に変
エネルギー源とし、タンパク質はそのまま自分の細胞作りの
材料に使うのだから。
我々の体を守るには、運動することで側面か
栄養を十分摂ってその活動を支えること
必須です。
ところで昨年発売された西加奈子さんのエッセイ「くもをさがす」
いくつも出てきます。
他にもコロナ禍真っ最中のカナダで、トリプ
発症し、自分の英語は拙いし相手の英語は半分も理解できない中で、
友人が病院へ同行、通訳もしてくれる等
何とか復帰できたというのが粗筋ですが
一読の価値ありと思います。
つらいね!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます