知行合一

思っていることを書き留めたい。
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あまりにも、悲しすぎます。

2014-02-04 15:01:53 | 病気
私の入院していた病室は、救急救命センターでした。
ここは、重篤な患者さん専用で24時間完全介護、監視下に置かれていました。
ここで、2晩過ごしたわけですが、
至れりつくせりの看護が受けられます。
歯磨き、洗顔までも、看護師さんにしていただけます。

午後9時ごろ病院を訪れたのですが、血液検査、単純CT、造影剤投与によるCT、レントゲン、動脈からの採血、
結局入院できたのは、深夜1時過ぎでした。
容体が急変した患者さんが出たことで、入院が遅れたとのことでした。
付き添いで来ていた妻が、病院を後にしたのは午前2時過ぎでした。

2日目の夕方、5時過ぎ。
面会に来ていた1家族が帰ってゆきました。
カーテンで仕切られたいますが、カーテンの下から子供の靴が見えました。
楽しそうに、家族、兄弟と語らいながら、帰ってゆく姿が思い浮かびました。
お隣のおばあちゃんも、相当悪いらしく、家族がいるときは元気なのですが、お帰りになった後は、自発呼吸もよわいようです。
妻がやってきたのは、仕事の関係で7時ごろ、8時が面会終了なので8時に帰ってゆきました。

その後、うとうと寝入ってしまいました。
看護婦さんの電話で目が覚めました。
患者さんのご家族に電話しています。
「心拍が弱っています、何分ぐらいで病院にこられますか?」
という内容でした。
ご家族は、30分ぐらいと答えたようでした。
5分ぐらいして、看護婦さん声
「あ、、、止まっちゃった」
ご臨終のようです。

誰なんだろう?
おばあちゃん、悪そうだったから、娘さんが、都内からお見舞いに来ていたらしいし。
ご家族がやってきました、
「ママ」
「ママ、お目目開けて」
「起きてよ」
「あんなに元気だったのに」
「ママ、ママ」
「一緒に、ディズニーランド、約束してたのに、ママ、ママ」
看護婦さんが、人工呼吸器をはずしたようです。
「はずさないで、ママ、ママ、」
「ママは寝入るだけなんだから」
後は、覚えてません。
というか、聞いていられなかったので、布団をかぶって耳をふさいでいました。

お父さんが、
「ママは頑張ったんだから、楽にしてあげようね」
って、慰めていました。

先週の火曜のことでしたが、
あまりに、悲しすぎます。
まだ、お子さんは、幼稚園生と小学生、3人兄弟だと思われます。
残して逝く側も、残された家族も、心残りだったことと思います。

つくずく、人間1人で生きているわけではない。
悲しむ家族の、お姿を思い浮かべました。
人生観を新たにいたしました。
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