舞姫

ひぐらし日記

トファシチニブは コロナ治療薬「ヤーヌスキナーゼJAK」

2021-06-29 | 日記
 経口ヤヌスキナーゼJAK阻害薬 トファシチニブでコロナ肺炎死亡リスク低下

 コロナの重症化には、インターロイキン(IL)-6や腫瘍壊死因子(TNF)αなどの血中サイトカインの過剰な産生により引き起こるサイトカインストームが関与していると考えられている。
 一方、トファシチニブはチロシンキナーゼの1つであるJAKのうちJAK1、JAK3を選択的に阻害するだけでなくJAK2にも機能的選択性を有し、細胞内のシグナル伝達を遮断してサイトカインの産生を抑制する作用を有する。
 また、同薬はヘルパーT細胞からのサイトカイン産生も抑制し、急性呼吸窮迫症候群との関連が指摘されている各種インターフェロンやIL-6の作用を調節する作用も有する。

 日本は今年(2021年)4月、経口JAK阻害薬のバリシチニブがコロナ肺炎の治療薬と承認