舞姫

ひぐらし日記

塩野義 製薬が開発中の新型コロナウイルスの経口薬 オミクロンにも有効

2021-12-23 | 日記
 塩野義製薬は20日、新型コロナウイルスの治療薬として開発中の経口薬について、新たな変異株「オミクロン株」にも効果があることを確認したと発表した。ウイルスの増殖を抑制する効果があることを確認できたと。

 同社は開発中の飲み薬について、承認後速やかに供給できるよう、今月から国内で商用生産を始めており、今年度中に100万人分の生産を計画している。

その他 抗ウイルス薬アビガン、イベルメクチンの進展はどうなっているか?


重症患者に対する治療薬

2021-12-22 | 日記
 COVID-19が重症化すると、サイトカインストームと呼ばれる過剰な免疫反応に重篤な臓器障害を起こしたり、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)という重度の呼吸不全を起こしたりすることが知られています。

 こうした重症患者に対する治療薬としては、サイトカインの一種であるIL-6(インターロイキン-6)「アクテムラ」の働きを抑える。抗IL-6受容体抗体
抗体医薬や、サイトカインによる刺激を伝えるJAK(ヤヌスキナーゼ)を阻害する薬剤が候補に挙げられています。





「アクテムラ」適応新型コロナに適応拡大の申請

2021-12-21 | 日記
 「アクテムラ」適応拡大の申請 中外製薬 コロナ肺炎向け
 関節リウマチなどの治療薬「アクテムラ」について、新型コロナウイルスの肺炎患者向けに使えるよう、厚生労働省に適応拡大の申請をしたと発表しました。
アクテムラはすでに新型コロナの治療薬としてヨーロッパで承認されているほか、アメリカガーナでも緊急使用許可が出ています。



コロナ重症化リスク因子、年齢だけではない (2)

2021-12-20 | 日記
   HLA遺伝子のタイプは、HLA遺伝子や関節リウマチなど他の病気にも影響があることで知られる。心筋の深刻な炎症によって起きる心筋炎の進行にも関与する。世界各地の病院からの患者データの収集に乗り出した。

 前回の仮説が証明され、HLA-C*04:01と呼ばれるタイプのHLA遺伝子を持つコロナ患者は、このタイプを持たない人よりも2倍高い確率で人工呼吸器を必要とすることが分かった。このタイプのHLA遺伝子は、免疫系の反応を遅らせるためにウイルスの増殖が早まるか、免疫系が過剰に反応するかのどちらかが原因だという。免疫系の過剰な反応は、致命的な炎症につながりうるためだ。

 機械学習(人工知能)がもう1つ発見した。人体に含まれるブドウ糖、つまり血糖値だ。
ブドウ糖は初期の免疫反応を弱め、ウイルスの侵入と増殖を進行させる。同時に、多臓器不全につながる急激な炎症を促進する。血管の機能も阻害され、血栓症を引き起こす。「このような高血糖値による複合的な効果により、新型コロナウイルス感染症が重症化すると考えられる。
 糖尿病に限らず糖代謝に問題があると、肺の防御が衰え免疫系が弱体化するという。





コロナ重症化リスク因子、年齢だけではない 研究で明らかに(1)

2021-12-17 | 日記
 新型コロナウイルスに対するリスク因子についての知見が増えてきた。スイスの科学者が関与する2つの研究で、遺伝子と血糖値が感染の経過に重要な役割を持つことがわかった。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の症状の重さは個人差が大きい。それが、研究者や医療関係者たちの頭を悩ませてきた。若く健康でも集中治療室が必要となる人から、高齢でも鼻風邪程度で終わる人、がん患者でも全く症状が出ない人など、症状の程度は様々だ。

 HLA遺伝子(ヒト白血球抗原)と血糖値で、機械学習(人工知能)の手法を用いて、優先的に治療を必要とする高リスク者を特定・予測することができるようになるかもしれない。

 免疫系の制御に重要なHLA(ヒト白血球抗原)という遺伝子群のタイプによって、ほとんど症状が出ない患者もいれば人工呼吸器が必要になる患者もいることの説明がつくのではという仮説。