知れば知るほどアキレカエル

個人の備忘録として。
(旧 創価学会員にはアキレカエル)

2021年都議会議員選挙を終えて

2021年07月08日 | 習性

先日7月4日は都議会議員選挙が行われた。

その結果、政党別の増減だけを取り上げると、都民ファースト31(ー14)。
自民党33(+8)。共産党19(+1)。立憲民主党15(+7)。公明党23(0)。
日本維新の会1(0)。生活者ネットワーク1(0)。諸派、無所属4(-1)。となった。

メディアは直後から「自民党はもっと伸びたはずなのに、これでは惨敗と同じだ。公明党と合わせても過半数に届かない!」と繰り返すばかりで、最初に聞いたときはかなり議席を減らしたのかと驚いたが、実際には8議席増えている。

「都民ファーストは小池知事の応援で巻き返した!」とも繰り返すが、こちらは14議席も減らしている。
なんだか感覚が追い付いていけない。

つまり「我々メディアは自民党が好きではない!絶対に褒めたくない!」という胸の内をただただ露骨に吐露しているのであろう。

ついでに何でもかんでも難癖をつけて足を引っ張るだけの野党、立憲民主党が7議席増やしたことには唖然とするが、おそらく都民ファーストの票がこちらに移っただけで、結局保守以外の支持者の人々は自民党以外の政党をその時々で巡っているのであろう。

保守でも野党でもない公明党は、各地の創価学会員の数を計算通り割り振っているので何の波乱も無い。
都議選ではないが、同一の選挙区で2名3名が当選すると、見事に得票数が2等分3等分されているので笑えてしまう。

もちろん自民党はもっと数を増やせたはずだと思う。
それが出来なかったのは、コロナ禍における主導力や経済対策の方向性が間違っていたことや、通常時以上に国政や都政における中国や公明党への不思議な贔屓ぶりが、都民に丸見えになっていたからではないだろうか。

このような非常時においても、多くの政治家が国民や都民のほうを見ていないことがよくわかってしまった。
自民党の中には、こういう時にこそ国内の守りを強めていかなければと努力されている方々もいらっしゃるが、メディアは一切国のためになることは伝えない。
それも国民の多くはわかっているが、いつまでたってもメディアの罪は放置され続け、改革も行われない。
こういう所も政治不信に繋がっている。

都議選だけでなく、選挙における投票率もじりじりと下がっていく。

愚痴を書く。
今回の都議選の投票日直前の7月1日は、中国共産党創立100年にあたる日だった。
世界が重要視する東トルキスタン問題もそうだが、日本における重大な諸問題の根源にある中国共産党に対して、祝電を送る議員がいることに驚く。

立憲民主党の枝野幸男氏、小沢一郎氏。社民党の福島みずほ氏。元総理の河野洋平氏。
そしてより不信感が増すのが、自民党の二階俊博幹事長。公明党の山口那津男氏。である。
いつ何時も日本よりも中国が頭の奥の特等席に陣取っているのであろう。
二階幹事長は小池都知事とともに、昨年中国から流行したコロナで国民が困惑の最中にいるとき、その中国にマスクや防護服を平気で送った人物であることも、国民は記憶している。

さらに中国の新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)などでの「人権侵害を非難する国会決議案」の採択が叶わなかった際も、公明党や二階幹事長が明確に同意しなかったのは事実だ。
推測に過ぎないが、もし日本がウィグルと同じ立場になったとしても何とも思わない、何も行動しない人達なのだろうと思わざるを得ない。
こういう人物が現に国の中枢に存在していることを、もっと重く考えるべきではないだろうか。

以前にも書いたが、自民党と本当の保守との分離を願いたい。
小沢一郎氏と行動を共にしてきた平野貞夫氏が、最初に自民党と公明党を結び付けた。
本当に国にとって、国民にとって取り返しのつかないことをしてくれたと心の底から憤る。

今こそ起点に戻り、公明党とはきっぱりと縁を切り、国を良くすることを最優先に考える真っ当な保守が集結する新しい政党を望む。
それが今日本に欠けているものであり、なおかつ国民が一番求めているものであると思う。

この人に投票しようかと思っても、そこに「公明党推薦」と書かれていると気持ちがひどく萎える。
創価学会員が投票する人物に自分も一票を投じることになる、自分の考え方は創価学会員と同じなのか?と、選挙のたびにかなりの嫌悪感を持つ。
自民党はそれに対して何とも思わない党なのだろうか。
投票しても何も変わらない… という巷の無気力感がこれ以上広がる前に考えていただきたいものである。

ふと思い出した。
10年も前のことになるが、東京都の自民党サイトに掲示板があった。
しかしここに皆が公明党に関しての意見を書き込むと、理由もなく削除されることが当たり前になっていた。
こんなことをしていては支持者も有権者も去っていくのは当たり前ではないだろうか。

いい加減に目を覚まそう! 公明党の存在は国のためにならない。


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