犬とハナウタ

山歩きブログだった「山とハナウタ」改め「犬とハナウタ」として再スタート。雑種犬ゆめとの暮らしや日々のことなど。

【3】後烏帽子岳でスノーシュー(宮城県)

2010-02-13 | 東北の山歩き
宮城蔵王にスノーシューハイクに行ってきました。
行く前の私のイメージは、雪と戯れて『ひゃっほ~ぃ』という感じだったのですが、
実際には烏帽子岳山頂を目指す雪山登山でありました。

ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、そこからスキーヤーやスノボーダーは
麓に下って行きますが、私達は逆の山頂を目指して登り始めます。
スキースクールのガイドさんを先頭に、夫、私が続きます。

天候に恵まれて青空の下、
キラキラ輝く新雪をスノーシューで踏みしめながら進みます。
ウサギやリスの足跡を見るのも楽しい。
時折よわい風が吹くと、雪の結晶がチリチリと耳元で音をたてます。

<中>↓ウサギの足跡。

しかし登り始めて一時間半、山頂に近づき斜面が急になるに連れて、
そんな余裕はなくなります。

太陽がすごく近い。

気温は氷点下7~8℃ですが、急な雪山の登りが続き、額には汗が流れ落ちます。
私は二人について行くのがやっと。

最初はなだらかで新雪の感触を楽しめたものの、次第に斜面が急になり、
一足一足、足場を踏み固めながら餅つきのようなリズムで歩かないと、
ちょっと気を抜くとズリズリと数mも滑落します。
振り返ると、気の遠くなるような急斜面。

そのうち餅つきでもままならなくなり、
雪の斜面に垂直にシューの爪先をぶっ刺すようにしながら登ります。
『ぽっふん ぽっふん』だった感触は山頂近くでは
下地が硬くて『じゃがりこじゃがりこ』に。



2時間かけて、烏帽子岳山頂に到着!

山頂はひときわ寒く、汗で濡れた髪が一瞬で凍りつきました。

山頂で、持参したおにぎりを食べました。
自分で作ったただのおにぎりながら、
こんなに美味しいものは他にないくらい美味しかった。

<中>樹氷。


けして楽な山行ではなかったけれど、またひとつ、
夫と一緒に『乗り越えた』感を味わいました。

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