7月になった。熊本にきてちょうど1年。
先週は1週間、以前住んでいた東北に行ってきた。仙台、そして福島へ。
懐かしい犬たちや友達との再会、ボランティアのこと。
6泊7日の一日一日が、一瞬たりとも無駄のない時間だった。
本当は書いたらいいことがものすごくたくさんあるのだけど、たくさんあり過ぎて、だから書けない。
以前、仙台の友達が熊本に遊びに来てくれたときもそんな感じだった。
今回は彼女のお宅に泊めていただいた。
いまは旅のあとの、ちょっとした放心状態。
改めて文章にするとなにか違ってしまうような、体感が霧散してしまうようなもどかしさ。
だけど、後にも先にもないような、充実した1週間だったことだけは間違いなくて。
昨年の暮れに2012年ダイジェストで、「来年は、犬たちに再会し、福島でボランティアしたい」と書いた。
その願いが叶った1週間だった。
1年ぶりに会った私のことを覚えてくれていた150匹犬猫の犬たち。
私の意志でないにしろ、(夫の転勤での強制連行だから)
彼らを置いて熊本へ行った私は、ひょっとしたら犬たちに冷たくされても仕方がない、と心のどこかでは思っていた。
もし冷たくされても、「初めまして」の顔をして、改めて一から、「君たちを愛してるよ」という気持ちを伝えようと思ってた。
でも犬たちは、なにひとつ変わらなかった。なんの躊躇もなく投げかけてくれる、瞳の奥から溢れるばかりの、信頼の光。
「あれー?どこいってたの。やっときたの」と、満面の笑みですりよってくれる子や、
リーダー格の子の、「あー、おまえか」って感じの、懐かしい師弟愛のような視線。(私が下)
なんというか、この感動は言葉では表せない。
愛をもらっているのはいつも、私のほうだ。私は犬たちになにひとつかなわない。
熊本~仙台、直線距離で1100㎞。でもきっとまたすぐに会いに行ける、という自信がついた。
私たちよりも早いペースで年をとっていく彼ら。彼らが元気なうちに、一回でも多く、抱きしめに行きたい。
下の写真はスタッフさんが撮ってくださった写真をお借りしました。
そして大好きな福島の山。安達太良のパディントンとも再会。
薬師岳からの眺望。
1週間の感動が、こんな短い文章で伝えられるわけがない。
伝えられないからそっと胸の中にしまって、明日からの元気の素にする。
東北、ありがとう。
被災動物たちのお世話をされていた様子を
拝見いたしました。
頭が下がります。
実は我家は被災地から約1300キロ離れておりますが
2年前にご縁があり、
宮城愛護センターにいた被災犬を迎えいれました。
すっかり、我家の重鎮となり(笑)
毎日楽しく暮らしております。
この子がどういう経緯で
愛護センターにいたのか、元の名前は年齢は・・と
引き取ってからずっとネットで検索したのですが
何も手がかりがなくて・・・
元の飼い主さんのことを考えると
胸が張り裂けそうです。
どこかでお元気で暮らしていらっしゃると信じていますが・・・。
ワンコはうちで元気に暮らしています。
と伝えたい・・・
そんな思いを今も抱いています。