2009年10月24日。宮城県大和町。宮城県と山形県の境にある標高1500mの山。その形が転覆した船底に似ているとか。ブナとサワグルミの森に、吸い込まれる。ふくで岩、すりばち沼、割山大滝など、目印となるポイントを楽しみにしながら鬱蒼とした森の中を進む。それはまるで絵本の中に飛び込んだような幻想的な空間だった。風の音、鳥の声に包まれ、沢を渡ったり斜面を登ったり降りたり。案内標識が不親切で、木々に時々 . . . 本文を読む
2009年9月。山形県は山形市山寺。参拝はこれで三度めだ。山寺駅前には、小さなお土産屋さんや食堂が点在し、つい寄り道したくなるが、まずはお参り。松尾芭蕉はこの地で、【閑かさや岩にしみ入る蝉の声】と詠んだ。登山口から山頂まで、距離にして600mほど。額の汗を拭いながら、杖を手に(参道の土産物屋で売っています)石段を一段一段登るごとに心が浄化されていくような気持ちになる。山頂の岩壁には五大堂、仁王門、 . . . 本文を読む