クリスマスイブイブ。3連休初日の今日は、Christmasを満喫した一日になりました。
動物愛護センターの被災犬保護本部で、夏の炎天下も雪の日も、
被災犬たちのボランティアを一緒に続けている女の子が、
クリスマスコンサートでチェロを演奏すると聞いて、午後、タピオへ彼女の雄姿を見にいきました。
被災犬の世話をしている彼女も素敵ですが、
大きなチェロを抱えるようにして演奏する堂々とした彼女もとても素敵で、嬉しかった。
観客で賑わう店内に、クリスマスソングやジブリの曲が響き渡り、あたたかく幸せなひとときを過ごすことが出来ました。
夕方、夫が街に行こうというので、地下鉄に乗ってふたりで街へ行きました。
休日のページェントは一際輝き、ディズニーランドみたいなサンタパレードで賑わい、街角には讃美歌が溢れていました。
クリスマス寒波到来で、キンと冷えて澄み切った仙台の街を、讃美歌に包まれながら歩きました。
「夕食はどこかお店に入って、おでんか串焼きでも食べさしてくれるといいな~」なんて考えて、
「ここは?」「ここは?」と夫が好みそうな居酒屋に誘導しようとしていたら、
「今日の夕飯はここですので」と、一軒のイタリア料理店に入っていく夫。
夫にはありえないチョイスにびっくりしていたら、クリスマスディナーを予約してくれてあったのでした。サプライズ!
(ディナー予約のサプライズなんて、結婚前以来!?ちなみに「結婚前」とは12年前です)
通りに面した窓際のテーブル。
「どうしちゃったの」と私が驚くと、「どうもしてゃしないよ」と夫。
「蟹とホタテのカクテル」も美味しかったし、ローストビーフは柔らかかった。
デザートのショコラは、チョコの味と香りが濃厚で、おなかいっぱいになりました。
でも料理の美味しさよりもなによりも私には、
「どうもしてゃしないよ」と言った時の、ちょっと照れくさそうな夫の顔が愛おしく、忘れられないと思います。
「今年は震災もありましたしね」と夫。ふたりで2011年を振り返りました。
甚大な被害を受けられた方々に比べれば、「なにを」と言われてしまいそうですが、
私達にとっても、私達なりに大変な震災でありました。
素敵なディナーの写真と共に語るには、まだあまりにも東北の完全な復興への道程は遠く、
2011年の振り返りはまた別で書こうと思います。
なのでここではChiristmasに限定した話をすると、今年は私にとってはすこし違ったChristmasに感じています。
私は作家の三浦綾子さんが好きです。中学生の時に『草のうた』、高校生で『氷点』を読み、
彼女のエッセイもいくつか読んでいますが、三浦さんは敬虔なクリスチャンです。
彼女の作品には多く、聖書の言葉が引用されてあり、また彼女の生き方、考え方もキリスト教の愛に大きく影響を受けています。
私が震災後、何冊か読みなおした作品には、震災前よりもなにか大きく心に感じるものがあり、
辛い時や苦しい時、家族の悩み、ふとしたときの自分の心のありかたなどを考えた時に、助けられることが多かった。
私はキリスト教を読んでいるわけではなくて、いうなれば「三浦綾子」教だし、
キリスト教の扉を開いたわけではなく、例えるなら、鬱蒼とした森のずっと奥の方に、あたたかい灯りのともった家がある。
その灯りを森のこちら側から見ているような感じです。
実家は南無阿弥陀仏ですが、それは教義というよりは幼いころから体に馴染んだ「文化」であり、
歌のように節をつけて読まれるお経は、祖父や両親が読むのを聴いているうちに、自然と覚えてしまったもの。
改宗しようとか考えているわけでは全然ないけど、「こういうものがキリスト教なのか」と漠然と感動した1年であったので、
ただイベントとして楽しんでいたにすぎない例年のChristmasとは、すこし違うものだったのでした。
「なにごともなく過ごせるふつうの一日」ということが、すごく有り難いことであり、
それはけして「あたりまえ」ではないと知った1年、
今日も一日、静かに夫と過ごせたことに、感謝の気持ちを忘れずにいたいと改めて感じました。
帰り道で夫。「我が家のクリスマスはこれにて終了です。明日は古新聞と段ボールをまとめましょう。もうすぐ回収だから」
そう、一日一日のなにげないことをていねいにこなしていくことは、とても幸せなことですよね。
皆さまも素敵なChristmasをお過ごしください。
※最近、記事もコメントのお返事も滞っていますが、コメントは頂いてすぐにぜんぶ読んでいます。
なにげないことをていねいに、と言いつつ、最近は体めいっぱいに動きまわっていたので、
すこしひといきついてから、落ち着いてお返事を書きたいと思います。
もうすこし、お待ちください…
日々、あんな感じで老若男女に教えてます。
犬たちとの散歩は頭をリセットできる貴重な時間なんですよねー。
とりあえず3月までボランティアでよろしくお願いしまーす!
おいらはこれからピザとローストチキンをダッチオーブンで作ります!
メリークリスマス☆
離れて暮らした日々
一緒にいられることが幸せですね。
愛おしい・・・最大限の愛情表現です。
ご主人にとってもきっと今年はいつもと違ったクリスマスだったのでしょうね。
私も1日1日を大切にしていきたいなと思いました。
今日はハチが来てくれて嬉しかったですね
家庭の中で、穏やかに静かに暮らしているのだなあと感じました。
ちょっと寂しい気持ちもあり、
今日は振り切るような気分で帰ってきましたw
年末年始は帰省のため、出られませんが、
よろしくお願いします
また年が明けたらお会いしましょう、
よいお年を!
うちも一度、福島でそういうオプションに参加したことがあって、
とっても楽しかったです!
ひこひこさんはお料理も得意だから、
きっと美味しいだろうなあ!
本当にその通りで、
離れて暮らした1カ月は果てしなく思えるほど長かったです。
「いつもいるのが当たり前」ではけしてなかった。
再認識した1年でありました。
今年も美味しいお料理を作られたのかなあ♪
今年は梅子さんにとって、
とても実のある一年でしたよね。
本当に努力あってこそだと思います!